2008年11月1日

maneoの経済性

個人の資金調達に新しい風が吹こうとしています↓

https://www.maneo.jp/

岩崎かおるさんのHPで見て知ったわけですが、「ソーシャルレンディング」という仕組み、とても面白いです。

個人が個人にお金を貸す。しかも、不特定多数からオークション方式で金利を決めるというのはとても画期的な仕組みだと思います。個人投資家としては新たな投資対象としての希望を感じます。

しかし、不安は大いにあります。知人同士の貸し借りでは、債務不履行となると確実に中が悪くなりますし、近所に悪い評判も立ちます。これらの貸し借りは他の者よりも優先させるべきという考えを働かせるのは自然でしょう。しかしながら、maneoはまったく見ず知らずの人からお金を借りるわけで、こういった抑止力は働きません。かといって大手銀行のように費用を掛けて与信調査を行ったり、担保を取ったりということができるわけでもありません。よって限りなくレンダー(貸し手)が不利のルールになっていると感じました。それに対するレンダーの対策としては金利をなるべく高く約定させることでしょう。そういう意味で考えるとどんな金利で取引が行われるか非常に楽しみでした。

私の事前予想としては8〜9%くらいが妥当なラインと考えていました。これを大きく上回れば借り手はアイフルにでも行くでしょうし、下回れば貸し手の採算が取れなくなります。微妙なラインです。最近約定している金利は6.5%(実際債務者が払う金利は年8%)あたりに落ち着いています。大体予想通りでしたね。でも、maneoに1.5%も持っていかれるんですね。採算はかなり厳しいのではないでしょうか。

個人の自己破産件数からデフォルト率を推測すると大体0.5%です。ここから平均リターンおよび標準偏差を求めてmaneoの投資効率を見ていくことにします。

まず平均値は

1.065×0.995=1.059675(約6.0%)

そして標準偏差

(1.065-1.059675)2×0.995+(0-1.059675)2×0.005=0.05642

√0.05642=0.07511(約7.5%)

というわけで、平均リターンおよび標準偏差はJ-REITあるいは外債並みとなりました。このシャープレシオが本当にキープできるのであれば投資対象としての魅力としては十分といえるでしょう。まだ、データが集まっていないのでしばらく様子を見ることにします。

借り手の需要はどうでしょう。借り手への会話から引用させていただきます。

“”多目的ローンというものはあったのですが、二人とも働いているのでできれば、窓口にいかないで手続きるものがあればとさがしていました。損保ジャパンなどもいくつかみたのですが、50万円からしか借りられません。私たちは、結婚式などはもう済んでおり、旅行分の30万円借りることができれば十分だと考えているのと、そんなにたくさん借りるのも・・・・と思っているのでソーシャルレンディングは合っているかなと思いました。

“”少ない予算ながら遣り繰りした上、なるべく短期でかつ動ける範囲内での返済をと考えて、「ワールドビジネスサテライト」紹介時より興味のあったこちらに申しこまさせていただきました。 取引のある銀行やフリーローン系には相談しましたが、私の借りる金額だと10%〜と言われたのもあります。

…なるほど、短期かつ小口となると銀行ではうまくいかない。消費者金融が得意としていた分野ですね。消費者金融とのコンペとなるとますます金利に目が離せません。

“”(要約)不動産屋を営んでいる友人から経営再建を頼まれた。再建プランを立てたが11月10日に家賃の支払いを済ませないと契約が解除されてしまう。11月末にならないと資金が用意できないのでそれまでの資金を融資してほしい。

事業資金でもこうした短期での需要があるようです。確かに銀行はこういう腰の軽さはなさそうですからね。

“”前代未聞の金融市場の悪化で日本円の円高が進んでいます。悪化するだけ悪化したその後は「反発」が期待でき、今が海外通貨の「買い」だと思っています。ただ、今回貸していただきたいのは「スワップ」という外国金利狙いの資金です。(中略)給与から毎月5万円FX資金として使っているのですが、その分を回し取引とは関係なく返済していこうと考えております。毎月5万円の貯金をしている時間が惜しいため、今回この場でお借りしたいと考えてオークションに踏み切りました。よろしくお願いいたします。

あほ?ただでさえ証拠金取引は金利を払ってやるものなのに、それを借金でやる気?それで儲かる気でいるおバカにつける薬を与えたほうがいいです。月5万円貯金する時間が惜しくてスワップ狙い?借金返済に月5万?典型的な破産者の考え方です。

というわけで、十人十色、玉石混交といった感じですが、基本的には短期、小口の融資が主流となりそうです。

2008年10月14日

こんな相場でもだめな銘柄

こんな相場でも下がる銘柄はさがるんです。(不動産)J-REITの一角は今日も駄々下げですよ。あれ、LCPって10万割れ!?リプラスレジも!?クリードも下がってますね。。つい最近まで10万超えてたのに。

久々に追跡銘柄↓↓

(予想会社名) 昨年来高値 前々回値 前回値(前回比/昨年来高値比) 現在値(前回比/昨年来高値比) 予想利益(百万円)
アーバンコーポレーション 2290 168(-93%) 97(-43%/-96%) 上場廃止
スルガコーポレーション 3150 58(-98%) 上場廃止
アセット・マネジャーズHD 283000 26000(-91%) 20540(-21%/-93%) 8180(-61%/-98%) 2000→-8000
ジョイントコーポレーション 5100 478(-91%) 275(-43%/-95%) 209(-24%/-96%) 5200→-32000
ルーデンHD 640000 8760(-99%) 5950(-33%/-99%) 4500(-25%/-99%) -450→??
パシフィックHD 280000 25950(-91%) 15750(-40%/-95%) 2700(-83%/-99%) -4600→-25000
アルデプロ 44700 5080(-89%) 3270(-36%/-93%) 1440(-56%/-97%) -8613→不明
ノエル 180000 37600(-80%) 7790(-80%/-96%) 2550(-68%/-99%) -5360

もうもってけどろぼでいんじゃね?ヽ(´ー`)ノ

2008年8月31日

貸株について考える

ネット証券ではそれなりの賃料で貸株がやられていたりします。
カブドットコム証券ではなんと年利0.5%もの貸出料がもらえるみたいですね。私は200万ほどの株式の残高があるので仮に全部貸株に入れるとすると年間1万ほどの収入になるわけですよ。

でも、私の開いている証券会社では貸株サービスはやっていないんです。(どうも個人向けにサービスするためにはすごく手間がかかるんですってさ)カブドットコムに口座を作って株式を移管すれば不可能ではないんですけどね、ぶっちゃけめんどくさいじゃん?売りたいときはまたもとの口座に戻す?確定申告とかさ、ただでさえめんどくさいのにもう一つ口座増やすの?

というわけでこの案は塩漬け中です。

楽天証券、貸株サービス始めないかな〜(´ω`)

2008年8月28日

償還ファンドを振り返る ダイナミック・リバランス・オープン(国際投信)

投資方針

#わが国株式市場の循環的な動きと成長を効率的にとらえることを目標に、相対的に上昇率の低い業種に属する株式に、原則として高い組入比率を保つよう投資します。
#わが国の証券取引所上場株式を対象に、当社が独自に開発した114業種分類に基づき、過去の値動きからみて、相対的に上昇率の低い業種に属する株式に投資します。なお、有価証券等の価格変動リスクを回避するため、有価証券先物取引等を行うことができます。
#株式への投資には制限を設けません。

結果
  • 運用期間 20年
  • 償還時基準価額α
    • 3884円(-61.16%)
  • 分配金累計額(税引き前)β
    • 2256円(年換算利回り1.1%)
  • 最終償還額(10000円当たり。分配金は再投資。分配金に10%の税金を想定。手数料2.1%引きも考慮)
    • 計算式(1-0.021)×(1+β
    • 4630.51円(-53.69%)

8/11に満期償還された国際投信のファンドです。国際投信はグロソブで有名な運用会社です。私の嫌いな運用会社の一つです。なにせろくなファンドがない。

これまたうわぁひどい運用実績です。どうやったらこんな運用ができるのですか?こういう投信は設定来のリターンを出さないのがきまりみたいです。運用報告書にもベンチマークを下回った理由をひとつも書かない。本当に責任をもって運用している自覚があるのなら、運用報告書では上昇、下落の双方の要因をきちんとディスクローズすべきです。それができないのなら人様の資産を運用する資格はありません。

2008年8月8日

あの株は今?

さてと、今週の取引も終わったところで、そろそろやりますか。

紙銘柄のレクイエムを。

(予想会社名) 昨年来高値 前回値 現在値(前回比/昨年来高値比) 予想利益(百万円)
アーバンコーポレーション 2290 168(-93%) 97(-43%/-96%) 24000
スルガコーポレーション 3150 58(-98%) 上場廃止
アセット・マネージャーズHD 283000 26000(-91%) 20540(-21%/-93%) 2000
ジョイントコーポレーション 5100 478(-91%) 275(-43%/-95%) 5200
アライヴ コミュニティ 640000 8760(-99%) 5950(-33%/-99%) -450
パシフィックHD 280000 25950(-91%) 15750(-40%/-95%) -4600
アルデプロ 44700 5080(-89%) 3270(-36%/-93%) 2300→-8150
ノエル 180000 37600(-80%) 7790(-80%/-96%) -5360

なんか値が付いているアセマネがまともに思えてきます(´□`;)

ま、それでも20%減ですけどね

ノエちゃん、あーあーさらに8割も下げちゃって。

アーバン、9月を待たずに100円更新です!おにぎりも買えない!

昨年来高値から見ると1日の値動きのような価格になってしまった銘柄たち。当然ボラティリティは激高、ある意味では一攫千金のチャンスかもしれませんよ〜。それは、樹海への一本道かも知れませんが。。

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2008年7月29日

TOPIXリターン計算:ドルコスト平均法(資産追加型)

この前の結果は資産を分割してのドルコスト平均法でしたが、資産を追加投資していくことを仮定して指数化しました。こちらの方がサラリーマンとして近い数値になると思います。

指数(1989末を100とする)
1989末 100(不動産バブル崩壊)
1990 60.56
1991 79.97
1992 66.70
1993 83.25
1994 94.49
1995 97.41
1996 91.85
1997 74.84
1998 72.54
1999 120.22(ITバブル)
2000 88.83(崩壊)
2001 72.79
2002 61.78(日経平均10000円割れ)
2003 80.76
2004 91.34
2005 133.45
2006 135.45(景気回復いざなぎ景気超える)
2007 118.65(サブプライム問題)

最終結果は同じです。ただ、途中の変動が大きいです。初めのうちは資産が少ないので当然でしょう。年月を経ていくうちに資産の変動が緩やかになっていきます。

2008年7月27日

ドルコスト平均法ではどうか

先ほどの日記では「相場の底がわかってりゃ苦労しないよ」というツッコミが飛んできそうなので、ドルコスト平均法で投資した場合のリターンを指数化してみました。1989年末から、資産を等分割して1年毎にドルコスト平均法を18年間適用する場合を想定しています。

指数(1989末を100とする)
1989末 100(不動産バブル崩壊)
1990 97.81
1991 97.77
1992 94.45
1993 96.28
1994 98.47
1995 99.14
1996 96.83
1997 88.82
1998 86.27
1999 111.23(ITバブル)
2000 93.18(崩壊)
2001 81.86
2002 72.40(日経平均10000円割れ)
2003 85.03
2004 92.79
2005 129.73
2006 133.48(景気回復いざなぎ景気超える)
2007 118.65(サブプライム問題)

となり、2007年末時点で+18%のリターンとなります。確かにドルコスト平均法の効果が裏付けられた形です。しかしながら、18年間の運用で18%のリターンというのはリターンとしてはかなり物足りないものと言えるのではないでしょうか。ドルコスト平均法は確かに天井をつかんでしまうよりは断然によい投資法ですが、長期投資における必勝法とまでは言えないと思います。

よく見ると、相場がバブル気味になったときにリターンがプラスに転じています。こういったときにしっかり資産を避難しておくと投資効果が増すかもしれません。

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2008年7月27日

TOPIX(配当込)のリターン

東証のホームページに配当込のインデックスのリターンが載っていたので、計算が開始された1990年から指数計算してみることにしました。

指数(1989末を100とする)
1989末 100(不動産バブル崩壊)
1990 60.56
1991 60.32
1992 46.44
1993 51.53
1994 56.23
1995 57.40
1996 53.92
1997 43.46
1998 40.60
1999 64.84(ITバブル)
2000 48.65(崩壊)
2001 39.45
2002 32.55(日経平均10000円割れ)
2003 40.75
2004 45.37
2005 65.89
2006 67.88(景気回復いざなぎ景気超える)
2007 60.34(サブプライム問題)

というわけで、計算開始がバブル崩壊前のド天井ということもあり、2007年までで約40%を溶かしております。

いくら長期投資でも天井でつかんだらダメよ

ということがあらためて立証された形です(T▽T)

バイアンドホールドのウォーレン・バフェット氏ですら

よい銘柄をなるべく安く買え

と言います。上の結果からすれば明らかです。長期投資は投資を開始するときが生命線です。ということをしっかりした長期投資の本はちゃんとかいてあるはずですが、なぜか塩漬け株の言い訳に使われることが多いので混乱を招いています。

長く持てばなんでも儲かるが長期投資の真実ではないことをここで強調させていただきます。’大きく儲けるためにはよい銘柄を時間をかけて持つ必要がある‘が正しい認識ではないでしょうか。

2008年7月21日

コモディティは今?

物価高騰の原因といわれ、投機の温床と揶揄されたコモディティは今↓

画像の説明
画像の説明
画像の説明
画像の説明

めっちゃさがってるやん

とはいえまだまだ去年に比べたらまだまだ高いんですけどね。これから下落基調に向かう兆しかもしれません。

2008年7月10日

STAMインデックス投信レビュー

今年デビューした低コスト投信、STAMインデックスシリーズのレビューをして見ます。

下のサイトの記事に実質的信託報酬が載っていました。

http://noloadtoshin.blog103.fc2.com/blog-entry-395.html

  • STAMグローバル株式インデックス・オープン 0.85%(0.78%)
  • STAM TOPIXインデックス・オープン 0.48%(0.48%)
  • STAMグローバル債券インデックス・オープン 0.70%(0.67%)
  • STAM国内債券インデックス・オープン 0.46%(0.46%)
  • STAMグローバルREITインデックス・オープン 1.78%(0.86%)
  • STAM J-REITインデックス・オープン 0.77%(0.67%)

やはり、コスト面は他のファンドを凌駕しているようです。設定来リターンを見てみます。(カッコ内がベンチマークのリターン)

  • STAMグローバル株式インデックス・オープン -11.2%(-11.8%)
  • STAM TOPIXインデックス・オープン -7.7%(-8.9%)
  • STAMグローバル債券インデックス・オープン 2.2%(0.4%)
  • STAM国内債券インデックス・オープン -0.4%(-0.5%)
  • STAMグローバルREITインデックス・オープン -5.1%(-12.7%)
  • STAM J-REITインデックス・オープン -19.5%(-23.4%)

REITが少しベンチマークから離れてしまっているようです。そのほかはベンチマークとの乖離も少なく安定した運用ができています。

私としては特に上の3つがお勧めですね。他のファンドに比べて割安だと思います。楽天証券で購入できますので、お願いしますね。