ドルコスト平均法ではどうか
先ほどの日記では「相場の底がわかってりゃ苦労しないよ」というツッコミが飛んできそうなので、ドルコスト平均法で投資した場合のリターンを指数化してみました。1989年末から、資産を等分割して1年毎にドルコスト平均法を18年間適用する場合を想定しています。
年 | 指数(1989末を100とする) |
1989末 | 100(不動産バブル崩壊) |
1990 | 97.81 |
1991 | 97.77 |
1992 | 94.45 |
1993 | 96.28 |
1994 | 98.47 |
1995 | 99.14 |
1996 | 96.83 |
1997 | 88.82 |
1998 | 86.27 |
1999 | 111.23(ITバブル) |
2000 | 93.18(崩壊) |
2001 | 81.86 |
2002 | 72.40(日経平均10000円割れ) |
2003 | 85.03 |
2004 | 92.79 |
2005 | 129.73 |
2006 | 133.48(景気回復いざなぎ景気超える) |
2007 | 118.65(サブプライム問題) |
となり、2007年末時点で+18%のリターンとなります。確かにドルコスト平均法の効果が裏付けられた形です。しかしながら、18年間の運用で18%のリターンというのはリターンとしてはかなり物足りないものと言えるのではないでしょうか。ドルコスト平均法は確かに天井をつかんでしまうよりは断然によい投資法ですが、長期投資における必勝法とまでは言えないと思います。
よく見ると、相場がバブル気味になったときにリターンがプラスに転じています。こういったときにしっかり資産を避難しておくと投資効果が増すかもしれません。