先月の投資成績です。
先月は世界的に株式市場が大きく揺れ動きましたね。米国市場は月初こそ景気悪化懸念で冷え込みましたが、その後は持ち直してプラスで着地。一方、日本市場は円高の影響をもろに受けてしまい、苦しい展開が続きました。
金利の動きはどうだったかというと、アメリカの長期金利は FRB の利下げ観測を受けて低下しました。対照的に、ドイツは追加利下げに慎重な姿勢を見せているため、長期金利はほぼ横ばいでした。
為替市場では、円高が大きなテーマとなりました。米国の利下げ観測が強まったことで日米の金利差縮小が予想され、円が買われた形です。ただ、日銀がすぐに追加利上げに踏み切る可能性は低いと見られており、今後の円高の持続力には疑問符も付いています。
リート市場は、長期金利の低下を受けて上昇しました。世界経済の先行き不透明感は根強いものの、底堅く推移するとの見方もあり、賃料収入の安定を期待した買いが入ったようです。
さて、kacky ファンドの状況ですが…皆さんご存じの通り、暗号資産市場が大変なことに。ビットコインが 60000 ドルを割り込み、イーサリアムも 3000 ドルを割る展開となりました。結果、kacky ファンドも大きく値を下げてしまい、年初来ではかろうじてプラスを維持している状況です(泣)
正直、今回の下落は予想以上の規模でした。ただ、2018 年や 2020 年にも経験したように、暗号資産市場は常に浮き沈みの激しい世界です。今回の下落を「市場の調整機能」と捉え、冷静に状況を見極めたいと思っています。
今後の市場は、世界経済の行方、インフレの動向、そして各国の金融政策によって大きく左右されるでしょう。まだまだ予断を許さない状況が続きますが、こんな時こそ長期的な視点で市場と向き合っていくことが大切だと考えています。
それでは今月も長期投資でいきましょう!