波乱の2月試練の時

先月の投資成績です。

2月は、世界的に不安定な相場展開となりました。kackyファンドも、ビットコインの急落などを受けて、年初来マイナスに転落してしまいました。厳しい状況ではありますが、こんな時こそ冷静に市場を分析し、長期的な視点を持つことが重要です。

日本株式市場は、先行きの不透明感から下落しました。日米の金融政策や為替の動向、トランプ政権の政策などが懸念材料となりました。しかし、企業業績は堅調であり、株主還元強化などの動きにも期待が持てます。

米国株式市場も下落しました。経済指標の悪化や金融機関の業績見通しが期待外れだったことが要因です。一方、欧州や中国、香港の株式市場は上昇しました。

債券市場では、日本の長期金利が上昇しました。日銀の追加利上げ観測や国債需要の低迷が背景にあります。一方、米国の長期金利は低下しました。

為替市場では、円高が進行しました。日銀の政策金利引き上げ観測が背景にあります。対米ドルだけでなく、対ユーロ、対豪ドルでも円高となりました。

グローバルリートは、米ドルベースでは上昇しましたが、円ベースでは円高の影響で下落しました。

kackyファンドは、ビットコインの急落が響き、厳しい状況となりました。しかし、株式市場全体も下落基調であり、暗号資産だけの問題ではありません。

今後の見通しですが、トランプ政権の関税政策等により各アセットクラスとも、不透明感が強い状況が続くでしょう。しかし、長期的な視点で見れば、現在の状況は投資のチャンスとも言えます。

例えば、日本株は割安感が出てきていますし、米国債券は金利低下によって魅力が増しています。また、グローバルリートも、長期的な視点で見れば、安定した収益が期待できます。

投資初心者の皆さんは、このような時期にこそ、焦らずに情報収集を行い、ご自身の投資判断をしっかりと行うことが大切です。過去の相場を振り返り、長期的な視点を持つことを忘れないでください。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

昨年の投資振り返りと今年の投資戦略(2024年度版)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
昨年はどのような年になりましたでしょうか。2024 年は、年初から日経平均が大きく上昇し、その後急落するなど、ジェットコースターのような相場展開でした。特に、個別銘柄の動きは日経平均と連動せず、業種や銘柄によって明暗が分かれる難しい一年でした。海外株式市場も、トランプ政権の政策がどう影響するか、インフレがどこまで進むかなど、不透明な要素が多く、神経質な展開となりました。為替市場も、日米の金融政策の綱引きで大きく変動し、投資家にとっては非常に読みづらい一年だったと言えるでしょう。

そんな中、kacky ファンドは、相場の変動に翻弄されながらも、なんとか前進することができた一年でした。昨年は、暗号資産が引き続き好調で、大幅なリターンを叩き出してくれました。国内株式、国際株式はインデックス投資によりまずまずの結果でした。それでも例年と比較したらとても好況だったと思います。債券については、国内債券が金利上昇の影響を受け、微増ながらもプラスで終えることができました。

それでは、いつものように昨年の振り返りと今年の投資戦略を展望したいと思います。
昨年立てた目標は次の通りです。

  • 最大損失(対前年評価額) –30%未満
  • 投資コスト(税金+手数料) 前年水準キープ

さて、どれだけ達成できたでしょうか。

最大損失 -1.36% 達成!
投資コスト 43686 円 未達。。

ということで、最大損失については目標を達成することができましたが、投資コストについては、残念ながら目標を達成することができませんでした。
コストの内訳は、
税金 40681 円
手数料 3005 円
となり、株式の配当金が増えたことにより所得税のコストが増加してしまいました。手数料については、SBI 証券の株式手数料無料化のおかげで、かなり抑えることができましたが、税金については、今後の新 NISA の活用で削減を目指していきたいと思います。

次はアセットごとの利益率です(預金、DC 除く)

名称1年前現在利益率
暗号資産55.1%79.0%211.31%
国内株式11.3%2.7%14.11%
国内債券0.2%10.8%0.34%
国際株式33.4%7.5%27.21%
国際債券0.0%0.0%0.00%

ご覧の通り、暗号資産が圧倒的なパフォーマンスを見せ、資産がほぼ倍増した1年となりました。

今年の投資戦略ですが、暗号資産については、引き続き長期保有を継続するとともに徐々に割合を減らしていきます、国内株式は、当面現状維持でいきます。国際株式は、新 NISA の積立枠を活用し、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)を中心に、分散投資を継続します。国内債券は、個人向け国債の変動金利型を中心に、ポートフォリオの安定化を図りたいと思います。国際債券については、引き続き購入予定はありません。

具体的なアセットアロケーションは、以下の通りです。

  • 暗号資産 売り(40 ~ 60%)
  • 国内株式 現状維持(10 ~ 20%)
  • 国際株式 新 NISA 買い(20 ~ 30%)
  • 国内債券 個人向け国債を買う(0%~ 10%)
  • 国際債券 引き続きゼロ(0%)

今年も、リスクをコントロールしながら、着実に資産を増やしていきたいと思います。
目標は昨年と同じく、リスクとコストをコントロールしたいと思います。

  • 最大損失(対前年評価額) –30%未満
  • 投資コスト(税金+手数料) 前年水準キープ

今年は、新 NISA の制度も2年目となります。
変化を恐れず、柔軟に対応しながら、今年も健全な長期運用を目指したいと思います。
読者の皆様、今年もよろしくお願いいたします m(_ _)m