さらなる長期的上昇へ

先月の投資成績です。

先月のマーケットは、まさに上下の激しい展開でしたね。そんな中でも、kackyファンドは2ヶ月連続で過去最高益を更新することができました。国内外の株式市場が非常に順調に推移してくれたおかげです。暗号資産は一時的に10%近く上昇する場面もありましたが、最終的にはほぼプラマイゼロでの着地となりました。

8月の株式市場は、米国と日本が特に力強い動きを見せました。米国ではAI関連銘柄の利益確定売りがあったものの、これまで出遅れていた銘柄が反騰し、NYダウやS&P500が最高値を更新しました。減税やドル安、FRBの利下げ期待が企業業績を後押しし、市場全体を押し上げる形となりました。

日本市場も同様に堅調で、TOPIXが最高値を更新する活況でした。鉄鋼や不動産、銀行といった株主還元に積極的なセクターが市場を牽引しています。政府の経済対策や企業による株主還元への期待が株価上昇を支える一方で、日銀が今後利上げを行った際の市場の反応には注意が必要です。

債券市場では、米国10年国債利回りが月を通じて低下しました。これは、米国の雇用統計が軟化したことを受けて、FRBが利下げを行うのではないかという期待が高まったためです。FRBの利下げは予防的な側面が強いと見られており、今後も利回りは若干低下した後、もみ合いの展開が予想されます。 一方、日本の10年国債利回りは上昇基調をたどり、17年ぶりの水準となりました。日銀の経済・物価見通しや政策金利引き上げへの期待、そして日銀が保有する国債の圧縮観測が要因です。国内景気の回復や追加利上げの可能性も指摘されており、今後も長期金利は上昇していく「先高観」が続くでしょう。

為替市場では、米国の利下げ期待から円が対米ドルで一時的に円高に転じました。今後は、FRBの利下げと日銀の段階的な利上げ観測がドル安要因となる一方で、日本の財政規律への懸念などが円安要因となり、ドル円はもみ合いの展開が予想されます。ユーロは対ドルで高止まりする見込みです。

グローバルリート市場も好調でした。S&Pグローバルリート指数は米ドルベースで3.95%の上昇となり、特に日本リートがオフィス賃貸市場の改善を背景に指数を押し上げました。海外投資家は売り越したものの、国内の投資信託や銀行が買い越しに転じたのは明るい兆候です。 今後のグローバルリート市場は、米国の外交政策や長期金利の動向によって不安定になる可能性も秘めています。長期金利の上昇で分配金利回りとのスプレッドが縮小しているため、物件の質や安定した分配、そして将来的な成長性がより重要になってくるでしょう。日本リートには引き続き堅調な動きが期待されます。

8月は全体的に株高が続き、kackyファンドも恩恵を受けました。しかし、市場には常に不確実性が潜んでいます。私のような長期投資家は、短期的な市場の動きに惑わされず、経済の大きな流れと企業の本質的な価値を見極めることが肝心です。これからも焦らず、着実に資産を育てていきましょう。

それでは、今月も長期投資で行きましょう!

ごぼう抜きで史上最高益更新

7月の相場は、多くの市場で活気ある動きが見られましたね。特にkackyファンドは、暗号資産の力強い上昇に支えられ、ついに史上最高益を更新することができました。これも長期投資を続けてきた結果だと感じています。

7月の株式市場は、全体的に堅調な推移でした。米国ではAI関連の半導体やIT大手の決算が好調で、NYダウは過去最高値を更新しました。S&P500もITセクターの強さに後押しされ、さらに上昇しています。欧州でも銀行や自動車、防衛関連銘柄が値を上げました。

日本株もその流れに乗り、米国テクノロジー株に連動するデータセンターや電子部品株が好調でした。世界的な軍備拡張の動きから防衛関連株も買われ、自動車株の反発もTOPIXの上昇に貢献しています。日経平均は一部ハイテク株の反落がありましたが、市場全体は堅調でした。

今後の株式市場ですが、米国株はAIの活用拡大に伴う企業の業績上方修正が期待され、株価は緩やかに上昇を続けると見ています。日本株はトランプ関税や政治の不透明感が懸念材料ではありますが、政府の経済対策や企業の対応次第では、さらなる上昇も期待できるでしょう。

債券市場では、日米欧ともに長期金利が上昇する展開となりました。米国では減税法案による財政赤字拡大懸念が金利を押し上げました。日本では、財政支出拡大への懸念や日銀の国債保有圧縮の動きが金利上昇の背景にあります。

欧州でもドイツを中心に長期金利が上昇しました。米国との貿易合意で安全資産への需要が後退し、防衛費拡大による財政悪化懸念が金利を高止まりさせた形です。今後も米国、欧州、日本ともに、財政状況や金融政策の影響で長期金利は高止まりしやすいと予想されます。

為替市場では、7月に円が対米ドルで軟調な動きを見せました。トランプ関税や国内の拡張財政への懸念から円安に傾き、その後も米国の早期利下げ観測が後退したことで、再び円安基調となりました。ユーロは対米ドルでユーロ安・ドル高の傾向となりました。

今後の為替は、円の対米ドルレートがFRBの利下げ観測と日銀の利上げ継続方針の間で、もみ合いが続くと見ています。ユーロは長期金利の高止まりが影響し、対ドル、対円ともに高値圏でのもみ合いが続くと予想されます。変動要因には引き続き注目が必要です。

グローバルリート市場は、7月も全体的に堅調に推移しました。香港やシンガポール、ニュージーランド市場が好調で、米国のホテルや医療関連リートも市場を支えています。日本もオフィス賃貸市場の改善が追い風となり、堅調に上昇しました。

一方、長期金利が高止まりし、ECBが利下げを見送った欧州のリート市場は軟調で、特に英国は低調でした。しかし、円安の進行により、円ベースで見るとグローバルリートは大きなプラスリターンを記録しています。日本はオフィス市場の改善が続き、今後も堅調な動きが期待されます。

kackyファンドは、特に暗号資産、なかでもEthereumの大幅な高騰によって、最高のパフォーマンスを達成しました。これまで厳しい局面もありましたが、長期的な視点を持ち続けることで、素晴らしい結果に繋がったと改めて感じています。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

年初来プラス目前!

先月の投資成績です。
先月は一時的に地政学リスクが高まり、株式や暗号資産が暴落する場面もありましたが、すぐに持ち直してくれましたね。おかげさまでkackyファンドも無事プラスで終えることができ、年初来のプラス転換まであと一歩というところまで回復してきました。

6月の株式市場は、AI関連企業の好決算を背景に世界的に堅調な地合いが続きました。特に米国では半導体やソフトウェアといったハイテク株が相場を牽引し、S&P500やナスダックは最高値を更新。この流れは日本市場にも波及し、日経平均株価も押し上げられました。

今後の見通しですが、米国ではAI投資の広がりから緩やかな上昇が期待されます。一方、日本は関税交渉や政治の動向など不透明な材料もあり、短期的には足踏みするかもしれません。しかし、年末にかけては回復に向かうというのがメインシナリオではないでしょうか。

債券市場は国ごとに方向性が分かれる、やや複雑な展開でした。米国では少し弱い経済指標が出たことで、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利下げへの期待が高まり長期金利は低下。日本の長期金利もこれに連動して低下しました。

対照的にドイツでは、防衛費増額などの影響で国債が増発されるとの見方から長期金利が上昇しました。今後は米国でも財政赤字が意識され金利は高止まりしそうです。日本では日銀の金融正常化が進む中で、長期金利は緩やかに上昇していくと見ています。

為替市場ではユーロの強さが際立ちました。欧州の財政支出拡大による経済成長と金利上昇への期待から、米ドルや円に対してユーロが買われる展開です。これまで中心だった米ドル資産からユーロ資産へ、少しずつ資金がシフトしているのかもしれません。

一方、ドル円相場は月間で見るとほぼ横ばいでした。米国の利下げ観測はドルの上値を重くしますが、中東情勢の緊迫化などがドルを支える要因にもなり、方向感が出にくい状況です。ユーロは対円でも底堅く推移しそうです。

不動産投資信託(REIT)市場は、地域によって明暗がはっきり分かれました。米国リートはデータセンター企業の業績見通し引き下げなどが響き不調でしたが、欧州では利下げが追い風に。アジアやオセアニアでも金融緩和期待から堅調な動きが見られました。

このように、各アセットで強弱が入り混じる、まさに「まだら模様」の相場環境です。様々なニュースが飛び交い、短期的な値動きに惑わされそうになりますが、こういう時こそ冷静に全体を俯瞰することが大切だと思います。不確実な要素は常に存在しますが、それでも最後は腰を据えた長期投資家が報われると信じています。

それでは今月も、長期投資でいきましょう!

嵐の後の晴れ間

先月の投資成績です。

5月のkackyファンドは、4月の損失をなんとか取り戻し、ホッと一息ついたところです。特に好調だったのは暗号資産と国内株式で、おかげさまで2月末くらいの水準まで回復しました。国内株は今年に入ってプラスに転じています。ベンチマークファンドの中では国内比率が高いひふみプラス、日経平均株価といったところが相対的に好調に推移しています。さて、世の中の相場はどうだったのでしょうか。一緒に振り返ってみましょう。

5月の海外株式市場は、米中間の関税引き下げが発表されたことを好感し、全体的に回復ムードでしたね。アメリカや中国だけでなく、ECBの利下げ期待からドイツ株が史上最高値を更新したり、香港市場も大きく値を上げました。一方、日本の株式市場も回復は見られたものの、企業の新年度業績予想が少し慎重だったことや、アメリカの政策運営に対する不透明感もあって、上値は重い展開でした。輸出関連企業にとっては、関税問題の行方が気になるところです。

今後の株式市場ですが、アメリカ市場は短期的な調整を挟みつつも、年後半には減税効果や金融緩和への期待から上昇に転じる可能性があると言われています。日本市場は、上半期は一進一退かもしれませんが、下半期には海外経済の回復とともに企業業績の改善が期待されます。ただし、日銀が利上げに動けば円高が進み、株価の重しになる可能性には注意が必要ですね。私のファンドでも海外株は上昇しましたが、円高の影響でその恩恵は少し控えめでした。

債券市場では、5月は米国の長期金利が上昇しました。米中貿易協議の進展で、比較的安全とされる債券の魅力が少し薄れたことや、アメリカの財政赤字拡大への懸念が主な理由です。欧州や日本の長期金利も、同様の理由から上昇基調となりました。金利が上がると、一般的に既に発行されている債券の価格は下がる傾向にあるので、債券投資家にとっては少し注意が必要な局面です。

今後の債券市場ですが、アメリカでは財政赤字などの懸念から長期金利は高止まりしやすいと見られています。欧州ではECBによる利下げが見込まれるものの、金利が大きく下がる余地は限定的かもしれません。日本の長期金利は、日銀の姿勢から見ても、緩やかに上昇していく可能性が考えられます。債券投資は、引き続き金利動向に注意を払う必要がありそうですね。

為替市場では、5月の円相場は対米ドルで月間ではわずかに円安となりました。月前半は米中合意でリスクオフムードが和らぎ円が売られましたが、後半はアメリカの長期金利が上がったにもかかわらず、米国の財政赤字懸念からドルが売られ円高になるという、少し複雑な動きも見られました。ユーロは対米ドルで強く、ドルからユーロへの資金シフトも感じられます。対円でもユーロ高が進みました。

今後の為替ですが、円の対米ドルレートは、アメリカの利下げ観測と日本の利上げ観測の後退から、しばらくもみ合いが予想されます。一方、円の対ユーロレートは、ユーロ圏の金利が高止まりしそうで、安全資産としてのユーロ需要もあり、ユーロ高が進むかもしれません。為替の動きは本当に多くの要因が絡み合うので、引き続き注視が必要です。

5月のグローバルリート市場は、長期金利が上昇する中でも、多くの地域で現地通貨ベースでは上昇しました。特に欧州や香港のリート市場は、金融緩和期待などを背景に堅調でした。一方で、日本市場の上昇は限定的でした。kackyファンドでは国内REITの比率は小さいですが、コツコツと積み上げています。

今後のリート市場は、アメリカの関税政策や長期金利の動向に左右される不安定な展開が予想されます。ただ、日本のリートは投資口価格の割安感や良好なファンダメンタルズから、底堅い動きが期待できるかもしれません。分散投資の一環として、引き続き注目していきたいアセットです。

さて、kackyファンドでは暗号資産が好調だったとお伝えしましたが、この分野は本当にボラティリティが高いですね。過去には暗号資産の暴落で大きな損失を出したこともありましたが、『暗号資産ガチ勢』としては、市場の清算プロセスも含めて冷静に見ています。今回は良い方向に振れましたが、一喜一憂せず、引き続き長期的な視点で付き合っていきたいと考えています。

それでは、今月も長期投資で行きましょう!

波乱の4月の奇跡

皆さん、こんにちは。先月4月は、まるでジェットコースターのような相場展開でしたね。米国発のトランプ関税問題に端を発した混乱は記憶に新しく、絶望した投資家の方も多かったのではないでしょうか。今回は、そんな激動の4月相場を各アセットごとに振り返り、今後の見通しについて私なりの考えをまとめます。

まず株式市場です。4月は米国の関税発表と中国の報復措置で世界的に急落して始まりました。特に米国市場は調整局面入りしましたが、月半ばに関税の一部停止が発表されると回復に転じました。結果的に、利下げ期待のある新興国や関税猶予の恩恵を受けた日本、ドイツ市場はプラスで終えましたが、米国市場は下落しました。今後は関税問題、FRBの政策金利、インフレや米国経済の行方が焦点となりそうです。

次に債券市場です。4月はリスク回避ムードから、安全資産とされる債券が買われる場面が多く見られました。米国の長期金利は、雇用統計の強さを受けて一時上昇しましたが、政治的な混乱もあり結局は小幅な低下で着地しました。欧州や日本でも景気減速懸念などから金利は低下基調でした。当面は世界的な景気の先行き不透明感から、債券価格は底堅く推移するかもしれませんが、各国の金融政策の動向には注意が必要です。

為替市場では、円が主役となりました。リスク回避姿勢が強まる中で、安全通貨とされる円が買われ、対米ドルで一時130円台まで急騰しました。まさにパニック的な動きでしたが、月末にかけてはやや落ち着きを取り戻しました。ユーロはドル安やECBの動きを受けて対ドル、対円でしっかりでした。為替は政治的な発言やリスクセンチメントに振らされやすく、引き続き急な変動には注意が必要な状況でしょう。

リート市場(不動産投資信託)は、グローバルで見ると軟調でした。米国の関税問題による景気不透明感が、特に米国やシンガポールのリートの重しとなりました。円高が進んだこともあり、円ベースでのリターンは大きくマイナスとなっています。一方、日本のリート市場は、円高によるインバウンド需要への懸念からホテル系が売られましたが、国内金利低下を受けて住宅系が買われるなど、まだら模様でした。

さて、私のkackyファンドですが、4月は関税ショックで一時はどうなることかと思いました。株式市場が大きく揺れる中、一時は評価額が20%近く下落する場面もありましたが、なんとか持ち直し、奇跡的に前月比プラスで終えることができました。これはポートフォリオに組み入れている暗号資産が、株式市場の混乱に対して相対的に底堅く推移したことが大きな要因です。やはり分散投資は大切です。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

トランプ関税ショック再び?

先月の投資成績です。

3月のkackyファンドは、残念ながら株式・暗号資産ともに下落し、マイナス着地となってしまいました。特に月末にかけてトランプ政権による新たな関税政策への懸念が広がり、市場全体がリスクオフムードに包まれたのが痛かったです。4月に入ってもまだ不安定な動きが続いており、先行きに注意が必要な状況です。

3月の株式市場は、日米など先進国を中心に厳しい展開でした。S&P500は調整局面入りを示す10%以上の下落となり、特に半導体関連が軟調でしたね。景気悪化の懸念があるのに財政は引き締め方向、一方で物価は高止まりで金融緩和も期待薄という難しい状況です。ここにトランプ関税の懸念が加わり、投資家心理を冷やしました。今後は、米国株は業績期待と割高感・関税リスクの綱引き、日本株は金融政策や企業統治改善への期待が支えとなるか注目です。

債券市場に目を向けると、米国の長期金利(10年国債利回り)は月を通して見ればほぼ横ばいでしたが、月中の変動は非常に大きかったです。景気懸念で低下したかと思えば、物価上昇懸念で反発し、月末はリスクオフで再び低下と、まさに乱高下でした。欧州ではECBが利下げしたものの、ドイツの財政拡張観測で金利は上昇。日本も物価高や日銀の追加利上げ観測から長期金利が上昇し、1.5%を超える場面もありました。今後は、米国金利は高止まり、日本は上昇圧力が続きそうです。

為替市場では、円相場は対米ドルで方向感に乏しい動きでした。月初は円高に振れましたが、中盤には円安に押し戻され、月末に再び円高方向へ。結局1ヶ月では小幅な円高となりました。日米金利差は依然大きいですが、今後はFRBの利下げ観測と日銀の利上げ期待から、緩やかな円高方向への圧力がかかりやすいと見ています。ただし、そのペースはゆっくりしたものになるでしょう。対ユーロ、対豪ドルでも同様に緩やかな円高を想定しています。

リート市場は、グローバルで見ると下落しました。構成比の大きい米国リートが、関税や景気リスクへの警戒感から売られた影響が大きいです。欧州リートも金利上昇が重しとなりました。円高も円ベースのリターンを押し下げましたね。一方、日本のリート(J-REIT)は、国内長期金利の上昇にもかかわらず、悪材料出尽くし感や相対的な利回りの高さから反発しました。今後は金利動向に左右される不安定な展開が続きそうですが、J-REITの割安感や各社の自助努力には期待したいところです。

私のファンドでは暗号資産も下落要因となりましたが、これは2018年や2020年にも経験した調整局面と捉えています。市場の過熱感を冷ますプロセスとも言えるかもしれません。相場全体を見ても、景気、物価、金融政策、そしてトランプ関税と、多くの不確定要素が複雑に絡み合っています。一喜一憂せずどっしりと構えた長期投資が求められています。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

波乱の2月試練の時

先月の投資成績です。

2月は、世界的に不安定な相場展開となりました。kackyファンドも、ビットコインの急落などを受けて、年初来マイナスに転落してしまいました。厳しい状況ではありますが、こんな時こそ冷静に市場を分析し、長期的な視点を持つことが重要です。

日本株式市場は、先行きの不透明感から下落しました。日米の金融政策や為替の動向、トランプ政権の政策などが懸念材料となりました。しかし、企業業績は堅調であり、株主還元強化などの動きにも期待が持てます。

米国株式市場も下落しました。経済指標の悪化や金融機関の業績見通しが期待外れだったことが要因です。一方、欧州や中国、香港の株式市場は上昇しました。

債券市場では、日本の長期金利が上昇しました。日銀の追加利上げ観測や国債需要の低迷が背景にあります。一方、米国の長期金利は低下しました。

為替市場では、円高が進行しました。日銀の政策金利引き上げ観測が背景にあります。対米ドルだけでなく、対ユーロ、対豪ドルでも円高となりました。

グローバルリートは、米ドルベースでは上昇しましたが、円ベースでは円高の影響で下落しました。

kackyファンドは、ビットコインの急落が響き、厳しい状況となりました。しかし、株式市場全体も下落基調であり、暗号資産だけの問題ではありません。

今後の見通しですが、トランプ政権の関税政策等により各アセットクラスとも、不透明感が強い状況が続くでしょう。しかし、長期的な視点で見れば、現在の状況は投資のチャンスとも言えます。

例えば、日本株は割安感が出てきていますし、米国債券は金利低下によって魅力が増しています。また、グローバルリートも、長期的な視点で見れば、安定した収益が期待できます。

投資初心者の皆さんは、このような時期にこそ、焦らずに情報収集を行い、ご自身の投資判断をしっかりと行うことが大切です。過去の相場を振り返り、長期的な視点を持つことを忘れないでください。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

暗号資産暴落、、、でも慌てない!

先月の投資成績です。

2025年1月は、まさにジェットコースターのような相場でしたね。kackyファンドも、年初は好調でしたが、2月に入ってからのトランプ関税発動による暗号資産の暴落で、残念ながら損失を抱える状況となりました。

1月を振り返ると、日本株は経済政策への失望や日銀の政策金利引き上げで下落しましたが、銀行セクターは上昇しました。米国株は好調な企業収益で上昇しましたが、ディープシークショックで一時下落する場面もありました。

債券市場では、日本の長期金利が日銀の政策金利引き上げで上昇しました。米国も経済指標の強さから長期金利が上昇しましたが、その後低下に転じました。

為替は、円の対米ドルレートが日銀の政策金利引き上げにもかかわらず、1ドル155円近辺で推移しました。これは、FOMCでの政策金利据え置きも影響しています。

グローバルリート市場は、米国主導で上昇しました。円ベースでは、円高がマイナスに寄与し、ほぼ横ばいとなりました。

今後の見通しですが、株式市場は、日本株は経済政策や為替相場を睨みながらのレンジ相場が予想されます。米国株は、AI関連銘柄などハイテク銘柄を中心に優良銘柄の業績拡大が期待され、堅調な個人消費が続けば、取引レンジを切り上げる展開が予想されます。

債券市場は、日銀の金融政策正常化路線と追加利上げ期待を背景に、日本の長期金利は上昇すると予想されています。米国は、FRBの利下げは継続する見通しですが、長期債には期間プレミアムが求められる可能性が高いでしょう。

為替は、FRBの利下げと日銀の利上げによる金利差縮小が円高要因となる一方、日本の経常収支の構造変化は円安要因となり、緩やかな円高が予想されます。

グローバルリート市場は、米国の金利動向に左右される不安定な展開が予想されます。

kackyファンドとしては、今は厳しい状況ですが、過去の経験から、このような時期こそ冷静に市場を見極め、長期的な視点で投資を続けることが重要だと考えています。

今は、市場全体が不安定な時期ですが、長期投資家にとっては、優良な資産を割安で仕込むチャンスでもあります。

それでは、今月も長期投資で行きましょう!

昨年の投資振り返りと今年の投資戦略(2024年度版)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
昨年はどのような年になりましたでしょうか。2024 年は、年初から日経平均が大きく上昇し、その後急落するなど、ジェットコースターのような相場展開でした。特に、個別銘柄の動きは日経平均と連動せず、業種や銘柄によって明暗が分かれる難しい一年でした。海外株式市場も、トランプ政権の政策がどう影響するか、インフレがどこまで進むかなど、不透明な要素が多く、神経質な展開となりました。為替市場も、日米の金融政策の綱引きで大きく変動し、投資家にとっては非常に読みづらい一年だったと言えるでしょう。

そんな中、kacky ファンドは、相場の変動に翻弄されながらも、なんとか前進することができた一年でした。昨年は、暗号資産が引き続き好調で、大幅なリターンを叩き出してくれました。国内株式、国際株式はインデックス投資によりまずまずの結果でした。それでも例年と比較したらとても好況だったと思います。債券については、国内債券が金利上昇の影響を受け、微増ながらもプラスで終えることができました。

それでは、いつものように昨年の振り返りと今年の投資戦略を展望したいと思います。
昨年立てた目標は次の通りです。

  • 最大損失(対前年評価額) –30%未満
  • 投資コスト(税金+手数料) 前年水準キープ

さて、どれだけ達成できたでしょうか。

最大損失 -1.36% 達成!
投資コスト 43686 円 未達。。

ということで、最大損失については目標を達成することができましたが、投資コストについては、残念ながら目標を達成することができませんでした。
コストの内訳は、
税金 40681 円
手数料 3005 円
となり、株式の配当金が増えたことにより所得税のコストが増加してしまいました。手数料については、SBI 証券の株式手数料無料化のおかげで、かなり抑えることができましたが、税金については、今後の新 NISA の活用で削減を目指していきたいと思います。

次はアセットごとの利益率です(預金、DC 除く)

名称1年前現在利益率
暗号資産55.1%79.0%211.31%
国内株式11.3%2.7%14.11%
国内債券0.2%10.8%0.34%
国際株式33.4%7.5%27.21%
国際債券0.0%0.0%0.00%

ご覧の通り、暗号資産が圧倒的なパフォーマンスを見せ、資産がほぼ倍増した1年となりました。

今年の投資戦略ですが、暗号資産については、引き続き長期保有を継続するとともに徐々に割合を減らしていきます、国内株式は、当面現状維持でいきます。国際株式は、新 NISA の積立枠を活用し、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)を中心に、分散投資を継続します。国内債券は、個人向け国債の変動金利型を中心に、ポートフォリオの安定化を図りたいと思います。国際債券については、引き続き購入予定はありません。

具体的なアセットアロケーションは、以下の通りです。

  • 暗号資産 売り(40 ~ 60%)
  • 国内株式 現状維持(10 ~ 20%)
  • 国際株式 新 NISA 買い(20 ~ 30%)
  • 国内債券 個人向け国債を買う(0%~ 10%)
  • 国際債券 引き続きゼロ(0%)

今年も、リスクをコントロールしながら、着実に資産を増やしていきたいと思います。
目標は昨年と同じく、リスクとコストをコントロールしたいと思います。

  • 最大損失(対前年評価額) –30%未満
  • 投資コスト(税金+手数料) 前年水準キープ

今年は、新 NISA の制度も2年目となります。
変化を恐れず、柔軟に対応しながら、今年も健全な長期運用を目指したいと思います。
読者の皆様、今年もよろしくお願いいたします m(_ _)m

過去最高益更新!暗号資産の躍進がファンドを牽引!

11月の相場は、地域や資産によって明暗が分かれる展開となりました。kackyファンドは、おかげさまで11月も好調に推移し、特に暗号資産の上昇が顕著で前月比で30%以上上昇し、過去最高益を更新しました!今年も残りわずかとなりましたが、非常に良い一年になりそうです。今回は、11月の相場を振り返りながら、今後の見通しについて、初心者の方にもわかりやすく解説していきたいと思います。

まず、株式市場についてです。11月の株式市場は、地域によって動きが異なりました。米国市場は、企業の業績が好調だったこと、そして次期トランプ政権への期待感から、最高値を更新しました。特に、これまで好調だったハイテク株だけでなく、幅広い銘柄に上昇が広がったのが特徴です。一方、日本市場は、7-9月期の製造業の業績が円高の影響で予想を下回り、やや軟調な展開となりました。ただし、金融セクターは好調でした。欧州市場は、企業業績は低調だったものの、利下げへの期待から反発しました。今後の見通しとしては、米国市場は、FRBの利下げと景気回復への期待から、上昇が続くと予想されます。日本市場は、与党の議席減少による経済対策の拡大への期待と、企業の株主還元策が下支えすると見込まれています。

次に、債券市場を見てみましょう。米国10年国債の利回りは、トランプ氏の当選直後に急上昇した後、次期財務長官の指名などをきっかけに低下しました。欧州では、ECBの追加利下げへの期待と、米国の長期金利の動きがせめぎ合い、ドイツの長期金利は下落しました。日本は、米国の長期金利上昇の影響を受けて上昇しました。今後の見通しとしては、米国はFRBの追加利下げと物価上昇の抑制策を織り込み、利回りは低下すると予想されます。欧州は、景況感の悪化とECBの追加利下げの継続で、緩やかに低下すると見られています。日本は、日銀の金融政策正常化路線が維持されることから、利回りは上昇すると予想されています。

為替市場はどうだったでしょうか。円相場は、米大統領選の直後に米国の長期金利が上昇したことで、一時156円台まで下落しましたが、その後は円高方向に推移しました。これは、米国の長期金利の低下などが要因と考えられます。対ユーロ、対豪ドルでもそれぞれ上昇しました。今後の見通しとしては、米国の金利低下と日米の金利差の縮小によって、円高が進むと予想されます。ただし、日銀の利上げのペースは緩やかと考えられるため、円高の幅は限定的と見られています。

最後に、リート市場についてです。グローバルリート市場は、米国の景気見通しの改善と米国株式市場の上昇を背景に上昇しました。ただし、円ベースのリターンは、円高の影響でやや低くなりました。地域別に見ると、米国は景気見通しの改善で上昇しましたが、欧州やアジアは長期金利の動向や景気への懸念から軟調でした。日本は、長期金利の上昇と投資信託からの売りが重なり、下落しました。今後の見通しとしては、米欧の中央銀行の利下げによる長期金利の低下、米国の景気回復による世界経済の底堅さ、賃料収入の安定などを背景に、回復基調と予想されています。米国はFRBの利下げ継続と景気回復で上昇、欧州はECBの追加利下げで回復、アジア・オセアニアは景気回復と金利の落ち着きで緩やかに上昇、日本はオフィス賃料の改善で持ち直すと予想されています。

以上、11月の相場を振り返り、今後の見通しを解説しました。それでは、今月も長期投資で行きましょう!