ステーブルコインまとめ(14) USDG

概要

  • シンボル名:USDG(Global Dollar)
  • Ethereumアドレス:0xe343167631d89B6Ffc58B88d6b7fB0228795491d (Ethereum (ETH) Blockchain Explorer)
  • 発行元プロジェクト:Paxos Digital Singapore Pte. Ltd.(シンガポール) ⇒ リンク: https://www.paxos.com (Coinbase)
  • 発行開始:2024年11月1日(Ethereum上で) (bullish.com)
  • 発行総数(ドル建て):約10億ドル (CoinMarketCap)
  • coingeckoランク:#112(stablecoinカテゴリー内) (CoinGecko)
  • 上場する主な取引所:例えば Kraken、Robinhood などが参画する “Global Dollar Network” が報じられています。 (coindesk.com)

目的

Global Dollar(USDG)は、米ドルに1:1でペッグされたステーブルコインで、ブロックチェーン上で米ドルの機能を担うことを目的としています。 (paxos.com)
発行元Paxosは、シンガポール金融監督庁(Monetary Authority of Singapore=MAS)による「Major Payments Institution(MPI)」としての認可を得ており、規制準拠型のステーブルコインを目指していると説明しています。 (Coinbase)
また、「Global Dollar Network」というコンソーシアム形式で、多数の企業(取引所、決済・金融企業)を巻き込んで、ステーブルコインの利用を推進するネットワークを構築しようとしています。 (coindesk.com)

用途としては、支払い(payments)、清算(settlements)、トレジャリー(財務)用途、スマートコントラクト・チェーン上のプログラム可能なお金としての役割が想定されています。 (bullish.com)


特徴

他のステーブルコインと比較して、以下のような独自の特徴があります:

  • 規制準拠性・信頼性:MASの認可を受けたPaxos発行という点が強調されています。 (Coinbase)
  • コンソーシアム型ネットワークモデル:Global Dollar Networkという仕組みで、多くのパートナー企業に参加を呼びかけ、ステーブルコインの普及を図る構想があります。参加企業は、準備金からの利回りを共有できる仕組みとも報じられています。 (coindesk.com)
  • マルチチェーン展開:主にEthereum ERC-20としてスタートしていますが、他チェーン(例:Solana)も対応予定という記述があります。 (eco.com)
  • 24時間/1:1償還可能:発行元は「いつでも1 USDG=1 USDで償還可能」という説明をしています。 (paxos.com)

ニュース(直近1年以内)

下記、USDGに関連して言及された記事を3つ挙げます。

  1. 「Global DollarのUSDG、数百のパートナーを募集 ― 銀行・TradFi大手も参加へ」: Coindesk記事(2025-05-22) (coindesk.com)
  2. 「Robinhood, Kraken等が参加 – グローバルステーブルコインネットワーク “Global Dollar Network” を発表」:Reuters記事(2024-11-04) (Reuters)
  3. 「パクソス、シンガポール規制下のステーブルコイン “Global Dollar(USDG)” を発行」:日本語記事(2024-11-06) (あたらしい経済)

メリット

  • USDGを保有・利用するメリットとしては、米ドルとペッグされたステーブルコインの利便性(価格変動リスクが非常に低い)があります。
  • 規制認可(MAS)を取得しており、信頼度・透明性という観点で優位性がある可能性があります。
  • コンソーシアム型ネットワークの参加者として、準備金運用からの利回りを共有する仕組みがあるとの報道もあります。 (coindesk.com)
  • マルチチェーン対応・スマートコントラクト連携が想定されており、DeFiやプログラム可能な金融用途に使いやすいという利点があります。

リスク

  • 準備金・償還能力リスク:どの銀行/カストディアンが準備金を保管しているか、詳細な開示が他大手ステーブルコインほど豊富ではない可能性があります。
  • 市場流動性リスク:USDGはまだ発行規模・流動性ともに大手(USDT/USDC)と比べて小規模であるため、急激な変動や流動性ショック時のリスクが高めです。発行規模も約10億ドル程度です。 (CoinMarketCap)
  • 信用・規制リスク:規制環境が世界的に変化しており、ステーブルコインへの監督強化が進んでいます。発行元・準備金運用先に対して想定外の規制・監査問題が生じる可能性があります。
  • 技術・チェーン依存リスク:ERC-20ベースですが、マルチチェーン展開とはいえ、利用先・インフラが未成熟な可能性があります。
  • ペッグ維持リスク:理論上1 USDG=1 USDですが、市場混乱・大量償還ラッシュ・準備金運用先の問題等でペッグが崩れる可能性はゼロではありません。

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