2009年10月21日

郵政民営化、西川社長の無念

私はいまだになぜ西川さんがやめなければならないのか納得がいきません。

日本郵政・西川社長が辞任表明 民営化見直し「隔たり」

http://www.asahi.com/politics/update/1020/TKY200910200356.html

西川さんにどんな落ち度があったのか?冷静に指摘できる人がいるでしょうか。報道に関してもかなり強引な取り上げ方をしていて目をくらまされそうですが、政治家のエゴによって郵政の人事をどうにでもしてよいということでしょうか。

まず、不透明な手続きが発覚したとされる「かんぽの宿」売却問題

西川さんがオリックスに有利になるように働きかけたのではないか、と報道されました。しかしながら、その確たる証拠が全く示されないまま、憶測でものを語る姿勢は私には逆の思いを抱かせます。

西川さんがオリックスとつながりがあることを利用して、西川さんを日本郵政から引きずり下ろそうとしたのではないか!?

私は西川さんがかんぽの宿をなんとか売却して本業へリソースを注入する姿勢を高く評価していました。本来なら収益化が難しい施設、政治の絡みもあって一般企業では手が出ません。おいそれと更地にできるわけじゃありませんからね。いくら資産評価額がつこうとも買い手がつかなければゼロ円なわけです。これが市場原理。

キャッシュフローは8億の黒字だとかいう反論があります。では質問です。その8億円で全国にあるかんぽの宿をもっと収益が上がるように一新できますか?できませんね。結局いずれは既存の施設に対しての設備投資が必要になります。それに対してたった8億円のキャッシュフローではあまりにも貧弱です。長期的に見て収支はマイナスになる恐れすらあり、結局は不採算事業であることに変わりはありません。

確かに2400億を出して作った設備を109億円で売ったら損です。でもそれが怖くてせっかく買い手がついた物件をホールドするのは出資者利益からみたら愚かなことです。早く手を切ってしまってそれで得た109億円をもっと有望なところへ振りむけたらいいのです。

なのによくわからない論理を並べ立てて西川さんを悪者に仕立て上げた政治家連中。きっとあなたたちはもっと高値で買ってくれる法人を見つけてきてくれるのでしょうね。ああ、絶対ないと思います。市場原理をよく理解して、その中でベストを尽くそうとした市場の顔西川さんは、郵政は国のものだと思っているアンチ民営化の政治家さんには脅威に映ったのでしょうか。

極めつけはこれ↓

日本郵政の西川社長辞任、原口総務相も要求

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090916-896412/news/20090917-OYT1T00117.htm

政治家は民間法人の社長に辞任を要求する権限があったとは!!あきらかにパワハラだ…。

あまりにも郵政4事業を黒字化した西川社長が評価されないのが私としては納得がいかないのでこんな日記を書いてみた次第です。

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