投資銀行の終焉
しかし、そのモルガンスタンレーとゴールドマンサックスが投資銀行に別れを告げて銀行持ち株会社になってしまうとか。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK018875820080922?rpc=144
これはとても寂しい限りですね。モルスタとゴールドマンサックス、ともに情報網を駆使してここぞと言うときにどっと資金を回す、なんともアメリカ的なスタイルで巨額の利益を上げてきました。それがこのたびの事件により、資本増強という甘い汁と引き換えに、自己資本比率や透明性といった足かせを背負うことになるかと思われます。
市場経済アメリカバンザイ主義の象徴が転機を向かえ、市場経済そのものも新たな局面を迎える気がします。我々インデックス投資家が世の中を制するときが来る…かも?そこまでは言わぬまでも、投資の世界は確実にGSやモルスタのような中央集権的な時代からパーソナルな時代へ移り行くものと思われます。投資判断も投資顧問会社におんぶにだっこではなく自分自身の力でリスク管理する能力が問われていくのです。