2008年11月9日

GMは国有化しかないよなー

今日、経営者になったつもりでいろいろと考えてみましたが、出た結論としては

あ、国有化しかないわ

ということになりました。

会長があんなこと言ってる時点でもうこのままでは来年はないことは明らかなわけで、どこかに資金をお願いすることになるわけですが、私が出資元の企業の社長だったときに出資を拒む理由としてはこんな感じです。

  • GMの従業員が既得権益を主張するのがいやだ
  • 株式交換で買収するとなるとGMの株主が引き受け先の大株主として浮上することになり、株主の同意を得られない
  • むちゃくちゃな債務や不採算な子会社までつれてこられるのは困る

というわけです。結局、GMが今のままの形である限り出資は困難ということになります。

そうなると米政府しか選択肢がなくなるわけですが、米政府とて今のままでは抜本的な改革が困難なことは認識しているでしょう。このまま何もせずに追い貸しなどしようものなら半年もたたないうちに溶かしてしまうでしょう。(本当にしてしまったらそれこそアホ)とはいえ、あっさり破産されてもらうとガッツリ失業率があがり、デトロイトの町は浮浪者であふれ返り政情不安へと陥りかねません。

で、考えた結論

  • GMは株式会社としていったん潰れたことにする
  • 国有化ということで株式は無価値化する
  • 債券はそれなりの金額でアメリカ国債と交換する
  • 従業員の雇用は維持した上で、既得権益(保険とか福利厚生とか)を放棄させる
  • 採算の取れない子会社(GMACとか)は速やかに清算or売却する

国有化ということで株式の価値をなくすことにより、株主責任を取ったということでモラルハザードの批判を回避します、と同時に将来事業を民間に売り渡す時のしがらみをなくす意味もあります。債務をむげに踏み倒すと工場を売り払えとか訴訟を起こされかねないのでここは穏便に国債と交換してあげます。従業員にも責任は取ってもらいます、公務員になるのですから公務員としての給与水準を受け入れてもらう代わりに雇用の継続を約束します、これで雇用問題も解決。あとはしょぼい子会社をぱっぱと清算or売却して、経営陣を全部取り替えて再建終了。

といった感じを思い浮かべました。どれくらい当たるかはわかりましぇ〜ん♪一番の問題は債務でしょうね。米国債と取り替えるということはすなわち公的資金注入です。そんなの受け入れられるかといわれると頓挫します。かといって工場を売却してしまったらGMじゃないです。どうやったら債権者を納得させられるか、ここが再建の鍵となると思います。1月に就任するオバマ大統領の最初の仕事になりそうですね。

  1. silencejoker のコメント:

    自動車は、毎年売れ続けるとは思いませんが、子会社化された各部品会社が本当に可愛そうです。
    子会社は結局、GMの各車のために作ってきたのに、エコカーつくってプリウスより効率よくないと今の時代売れないっすよ。トヨタ、ホンダと比べるとGMとクライスラーはぼろくそっす。高級車を少ない市場に供給するって概念が無いのかな〜。

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