トランザクション数から人気の暗号資産を考える

先月の投資成績です。6月までの右肩上がりの暗号資産相場は終焉し、乱高下しながら下落基調になりました。月末にかけて米国の利下げ期待からやや上げてビットコインは1万ドル付近でフィニッシュです。6月に比べるとだいぶ利益は減ってしまいましたが、それでも他のファンドと比較して首位はキープできました。今月は暗号資産の信用取引に取り組みまして、いろいろと苦労しましたがそこそこ利益を出すことができて、相場の下落の損失を多少なりとも補填できました。株式に関しては、米国の利下げ期待から終始好調に推移したのではないでしょうか。

さて、暗号資産は最近とても注目されていますが、実際どのくらい使われているか気になりませんか?かく言う私もちょっと気になったので、実際それぞれのチェーンでどのくらいのトランザクションが1日に流れているのかを調べてみました。最近の暗号資産は高スループットやスケーラビリティをうたい文句にしているものが多く見られますが、実際に使われていなければ宝の持ち腐れ、過剰な設備投資にすぎません。トランザクション数は時価総額と必ずしも結びつきませんが、長期的にその暗号資産が定着するかを図る指標として悪くは無いと思います。今回は時価総額上位のものについて調べて、順位付けしました。マルチチェーンであったり、独自のチェーンを持たないモノ(Token類)は除外しています。

順位銘柄トランザクション数(1日)
1EOS5795870
2TRX2897340
3XRP1304522
4ETH684284
5BTC365194
6XLM239695
7BSV112066
8BCH46911
9ETC40702
10LTC29848
11NEO24033
12DASH14245
13XEM6321
14XMR6274
15ADA2607

現状は、EOSがダントツで首位です。次いでTRON(TRX)が追い上げています。スマートコントラクト、DApps界隈では、EOS、TRX、ETHの3強を形成していると言えます。

資産移動、送金分野ではXRPが1位です。様々な送金企業と提携していることで一定の需要の取り込みに成功していると言えるでしょう。その次に誰もが知っているビットコインが来ます。知名度ではダントツトップですから、この順位にくるのも納得できます。その次はXRPのライバルであり、兄弟のような存在とも言えるStellar(XLM)が入りました。IBMが活用していたり技術面では評価が高いですが、まだまだXRPと比べるとマイナーな存在ですね。

BitcoinSV、Bitcoincashのビットコイン3兄弟がその次に来ました。ブロックサイズを増やしてたくさんトランザクションがさばけるぞ(ドヤッ)ってふれこんでましたが、現状Bitcoinより使われていないという寂しい状況です。ライトコインも1日30k程度とあまり使われていませんね。半減期が話題になっていて価格は上がっていますが、実際の需要はあまり出てきていないように感じました。

DASH、Monero(XMR)といったプライバシー通貨に関しては思ったほど使われていないことがわかりました。各国の規制の網もあり(日本国内の取引所は取扱なし)、利用が盛り上がらない可能性が指摘されます。ETC、NEO、NEM(XEM)、ADAに関しては、特に言うことがないくらい閑散としています。将来消えてしまうかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。長期投資家としては将来も需要が期待できる通貨、ブロックチェーンに投資したいものです。少しでも参考になれば幸いです。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

暗号資産が買い物で使えなければいけない理由は『特にない』

先月の投資成績です。先月は株式、為替ともに大幅に下落した月でした。各ファンドが軒並み評価額を下げる中、kackyファンドだけは暗号資産(仮想通貨から名称変更するので本ブログもこちらにしてみます)の記録的な上昇により他ファンドをごぼう抜きしてダントツトップに立ちました!ちなみに株式に関しても小幅にプラスでした(笑)暗号資産は値動きが激しいのでこのままいくかはわかりません。ただ、2017、2018年では1日に50%近い下落を見せる日がたびたびありましたが、今年に入ってからは下がっても10%くらいの下落しかないので『ビットコイン落ち着いたなー』とか思ってしまい、完全に感覚が麻痺していますf^^;

さて、暗号資産についての話ですが、正直、暗号資産が普通の人たちが手に入れるまで普及しているとは言いがたいです。暗号資産についてはいろいろな議論がなされていますが、よくある勘違いとして

『暗号資産は普段の買い物に使えるものではないから価値がない』

といったものを考えてみます。↓

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-31/PSCY0P6TTDT901

https://cc-rashinban.com/a731/

『暗号資産が買い物に使えない』これは事実だと私も思います。理由はいくつかあり、例を挙げると

  • 暗号資産と商品を交換する場合、暗号資産保有者が利益を得た場合は、雑所得が発生し、利益額を計算して確定申告が必要になり不便 (税制の課題)
  • 暗号資産による決済に対応する店舗が少ない(市場の課題)
  • 使い方を誰も教えてくれない。専用のウォレットをインストールするなど初心者には敷居が高い。(教育の課題)
  • ビットコインは取引が帳簿に載るまでに最低10分かかる。取引手数料がかかる。(システムの課題)
  • 秒間10前後の取引しかさばけないため、利用者が増えると処理が遅延する。(スケーラビリティの課題)

これらの課題をここ1、2年で解決するのは無理でしょう。しかし、買い物に使うという使い道はあくまで暗号資産の使い道の1つに過ぎないことを知っておくとよいと思います。暗号資産は今も既に世の中の役に立っていると言えます。

今現在の一番大きな使い道は、『資金の安全で低コストな保管場所』だと思います。例えば、あなたは100億円を手に入れたとしましょう。さて、この100億円を取っておくにはどうしたらいいでしょうか?

  • 現金で持っておく?ものすごい厳重で大きな金庫や警備が必要ですね
  • 金塊を買う?これまた厳重な警戒が必要です。重たくて持ち運べませんよ?
  • 銀行に預ける?銀行が潰れたら1000万円までしか保障されませんよ?
  • 不動産を買う?管理をキチンとできて収益化できるならアリかもしれませんね!
  • 株式や債券に変える?確かにこれはよさそうな気がします。ただし値下がりリスクがあります。

というわけで、意外と多額の資金を保管することは難しく、コストがかかることがわかります。その点、暗号資産は秘密鍵を適切な形で保管すれば、数十グラムのハードウェアウォレットを買うだけでよく、ビットコインについては発行枚数の上限があらかじめ決められているため、金と似たような性質を持ちます。故に現在は富裕層と呼ばれている人たちが、自分たちの資金の保管場所として暗号資産、特にビットコインに興味を示しているという事実があります。保管場所としての利用であれば、そんなに頻繁に取引をする必要が無いため、先ほど挙げたシステムやスケーラビリティの課題といったものはそれほど大きな問題とはならないのです。

今回は暗号資産によくある勘違いの話をしましたが、この分野はこれから様々なアップデートがされてこの認識もさらに大きく変わる可能性がありますのでこれからも注目していきたいと思います。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

令和改元後の投資戦略

先月の投資成績です。平成最後の月は株価も上げて皆さんにとってはよい月になったでしょうか。kackyファンドはiDeCoも上げ、NISAの投資信託も上げ、仮想通貨も上げて最高の月になるはずでした。。ところが肝心の国内株、個別株が大きく下げてしまったためトータルでほぼ前月と変わらずという今ひとつな結果に終わりました。

有終の美を飾れず残念ですが、平成という時代はバブル崩壊に苦しんだり、リーマンショックが起きたり、経済的にはかなり試練が大きい時代でした。就職氷河期、派遣切りといった労働環境の変化も流行語になりました。そんな中で私は大人になり、投資に目覚めてここまでブログを続けてきましたが、 数ある投資の中からbuy and holdの長期投資を選び、 リーマンショックの暴落を乗り越えてここまで利益を積み重ねることができました。このチャレンジは成功しましたし、やっていてよかったなと思っています。

さて、令和の時代に入り、投資戦略はどうしていくべきでしょうか。タイトルでは少しあおってみたものの、株式投資が主流となることは特に変わりがないと思います。また、buy and holdのシンプルな投資法が有効であることも変わりありません。

ただ平成に新たな資産が誕生しました。仮想通貨(暗号資産に改名されるそうですが)です。気になっている方も多いでしょう。仮想通貨は投資対象としてどうなのでしょうか?

正直な話、今現在の仮想通貨を投資対象としてオススメできるかと言われると、まだそうは思えません。購入できる窓口は株式と比べてまだまだ怪しげな業者(一応、登録制になってましにはなりました)が多いですし、ハッキングによって顧客の資産が盗まれてしまう事件も何度か起きています。税制では雑所得に分類され最大55%課税されます。自分で利益を計算して確定申告をしなければなりません。まだ時価総額も小さく大口投資家の手によって価格操作されてしまう懸念もあります。というわけで、投資の初心者が有り金を仮想通貨にぶっ込むのは危険極まりないのでやめておいた方が身のためです。

では、なぜ私はそんな人に勧められない投資をするのか。それもトレードではなくて、あんな2018年の超大暴落がありながらもガチホ(海外ではHODLと言うそうです)するのか、バカなの?って感じですが、まあバカかもしれません 笑 論理的に説明するのは難しいですが、私がエンジニアだというのも大きいと思います。純粋に、新しい技術が好きなのです。自分が生きている時代に人の生き方、お金の使い方が変わるかもしれない技術に触れられる、お金を投資できるのだとしたら、私は投資してしまうのです 笑 まあ、結果的にはプラスなので、精神的にも金銭的にもまだまだ余裕があります。

貸仮想通貨を1月からやり始めてますが、4月で中断しながらも月に1万~5万円の収入を得ることができました。相場で利率も変わるので安定しませんが、ちょっとしたバイト代くらい稼げてしまうのはすごいですよね。株や債券で受け取るキャッシュが年間で20万円位なのですでに超えそうな勢いです。いつまで続くかわからないところですが、もらえるうちはもらっておく作戦でいます。

しまらない投稿になりましたが、令和も引き続き長期投資で行きます。今後もこのブログをよろしくお願いしますm(_ _)m

仮想通貨投資に悩みます

今月の投資成績です。株式市場は、今月は急落と反発を繰り返して、一時はかなり下げていましたが月末に回復して結局ほぼ横ばいで終わりました。一方、kackyファンドは株式は同様にほぼ横ばいだったものの、仮想通貨と確定拠出年金(特に海外REIT)が堅調だったため、かなり盛り返しています。

さて、ぱっと見では何の問題も無いkackyファンドですが、一人ファンドマネージャーのkackyは仮想通貨の投資先に日々頭を悩ませています。

ご覧になっている方に仮想通貨をよく知らない方もいらっしゃると思いますので、説明させていただきますと、仮想通貨はブロックチェーンないし類似の分散台帳技術を使ってP2Pで交換できるデジタル通貨を指すものですが、現在では2000種類ともそれ以上あるとも言われています。

大きく分類すると次の3種類に分けることができます。(他にも分類の仕方がありますが、私が理解しやすい独自の観点でわけています)

  • 通貨型 (ドルやユーロなどと同等な通貨として流通し、サービスやモノ、他の通貨との交換を目的につくられたもの)
    • BTC、XRP、LTC、BCH、Tether、Dashなど
  • コントラクト型 (ブロックチェーン上で動くプログラム[スマートコントラクト]上で使われることを想定してつくられたもの)
    • ETH、EOS、TRX、NEOなど
  • 企業型 (企業が自社サービスで使うために提供したり、資金調達をするために発行したもの)
    • BNB、OmiseGo、KuCoin Shares、BitTorrentなど

このうち、2017年にICOで発行された仮想通貨では、3番目の企業型が圧倒的に多かったです。それだけ企業の資金調達に使われた格好ですが、詐欺も多く2018年の相場の暴落とともにほとんどが無価値同然になりました。ちなみにkackyファンドは企業型の仮想通貨は現状BNBをのぞき、一切投資していません。BNBも投資目的と言うよりはBinanceの手数料を安くする目的で少量を保有しているだけです(今や時価総額7位に爆上げしているのでたくさん持っていたら儲かりましたね 笑)。一時期はICOブームで試しに投資してみたりもしましたが、ほぼ全てICO割れで撤退しました。

私が着目しているものは通貨型とコントラクト型の仮想通貨になります。理由としてはこれが仮想通貨の中でも最も仮想通貨らしく、そして世の中を変える力があると考えているからです。昨年時点では、XRP、ETH、BCHを中心に運用をしていましたが、今年に入って状況は変わってしまいました。

まず、BitcoinCash(BCH)が仲間割れして2つのコインに分裂してしまったので嫌気が指して全部手じまいました。売った資金はBTCとETHに変えて運用してきましたが、ETHやXRPは最近元気がありません。そんなこんなしている間にEOSやらTRONやらLitecoinやらStellarやらといったライバル達が追い上げてきて盛り上がりを見せています。私は通貨型とコントラクト型は強いモノが弱いモノを飲み込む性質があると考えているので(普通に考えたら、人気の無い通貨やコントラクトを利用したいと考える人はいないですよね)、このままETHやXRPを保有すべきか、ライバルに移るべきか頭を悩ませている毎日です。ちなみにステーブルコイン(ドルやユーロ、円、現物資産に価値を裏付けしたトークン)やセキュリティトークン(企業型トークンが株式に近い性質をもったもの)が話題ですが、私の投資対象外です。

色々と考えた結果、現状は次の仮想通貨に投資しています。

  • Bitcoin
  • XRP
  • Binance Coin
  • Litecoin
  • TRON
  • NEO
  • Bitcoin Gold

2年間持ち続けたEthereumからTRONに乗り換えました。大きな理由としてはEthereumのアップデートに時間がかかりすぎて、それまでの間にライバルにシェアを奪われてしまうと言う危機感です。先日Ethereumに大幅のアップデートが行われましたが、昨年の秋に行われる予定だったものが延期を重ねてこのタイミングになってしまいました。PoSへの移行も昨年に行われる噂があったものの延期され、いつ行われるかわからない状況、シャーディング等によるスループットの向上はロードマップはあるもののさらにその先でいつになることやら。そんなこんなしている間に新しい設計のEOSやTRONは高スループットを武器にシェアを奪っています。

チェーンやスマートコントラクトに対する信頼性、交換価値という意味では歴史が長いEthereumにまだ優位性は残っていると思いますが、いかんせんSolidityは開発しやすいとは言いがたいですし、現状のスループットではユーザー数の増大に耐えられないので使いづらいという事実は否定できません。

じゃあなんでEOSやADAじゃなくてTRONなんだよっていうツッコミが飛んできそうです。この辺りは自分なりにどこが信頼がおけそうかを考えた結果です。TRONも完璧ではなくて、スループットではEOSに負けてるし、セキュリティはいろいろと問題を抱えているし、ロードマップがPOEMで実装が進むかはわからんしと行った状況ですが、BitTorrentと提携したのは事実ですし、スマートコントラクトの上位に食い込んでいるので今後伸びてくれるのではないかと期待しています。個人的にはNEOにも頑張ってほしいんですけどね。。

長々と投稿してしまいましたが、今後もブロックチェーン界隈は盛り上がっていくことを信じて長期投資していきます!

分散型取引所(DEX)を利用した感想

ゴールデンウィークで時間があるので今月は色々記事を書いていきます。時間があったので、今まで手をつけてこなかった分散型取引所(DEX)を利用しました。DEXも今は色々ありますが、私はメジャーなDEXの1つForkDelta(EtherDeltaがオワコン化してしまったのでフォークしてできたDEX)を試しました。

https://forkdelta.github.io/

まず、ForkDeltaを利用するにはブラウザ上で利用できるEthererumウォレット(よく使われるのはmetamaskですね)が必要ですが、私はLedger Nano Sを持っていて、ForkDeltaで利用することができました。Ledger Nano Sをさして、パスコードを入れるだけでTokenのやりとりができます。すげー。

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ForkDeltaの利用方法についてはいろんなサイトに載っているのでここでは割愛します。このサイトとかは丁寧ですね。

https://crypt-app.com/forkdelta01/

 

さて、私が感じたForkDeltaの長所と短所です。

長所

  • 取引所にアカウントを作らなくても取引できる
  • マイナーなトークンもすぐに取引できる

短所

  • ブラウザの動作が重い
  • 注文を出すたびにトランザクション手数料がかかる
  • Gas料金次第で注文に時間がかかる
  • 謎のエラーが発生することがある
  • 大量のTokenの売買するにも一つ一つ注文を成立させないといけない

取引所にアカウントを作るには現在では身分証明や住所証明などいろいろな手続きが必要で時間がかかります。そういった手間と時間が必要ないところは投資をはじめる人にとっては魅力的かもしれません。また、買いたいトークンを自分が保有している取引業者が扱うとは限りません。そういったところでもEthererum上のトークンであればほぼ全て取引できます。

そういった長所に比べると正直短所が目立ちました。取引所の動作は重く、トレードするには情報を得るのに時間がかかり非常に難しいです。また、手数料も注文を出したり、キャンセルをしたりするたびにかかります。また、誰かの買いにたいして売ろうとしても謎のエラーがでて注文ができないことがあります。注文を仲介する機能はまだ未整備です。また、いくつかの注文をまとめて成立させるといった機能が存在しないため、一つ一つ売買を成立させないといけません。そのたびに手数料もかかるので経済的でないです。

といった感じで、分散型取引所はいいところもありますが課題が多いものでした。正直、今のところはbitbankやbinanceといった企業が運営する取引所を使った方が合理的であろうと考えます。

しかし、今はForkDelta以外にも

「0x」https://0xproject.com/portal 

「kyber network」https://kyber.network/ 

「bancor network」https://www.bancor.network/discover

といった新たな分散型取引所が登場しています。これらもまだまだ発展途上で、まだ対応しているTokenも少ないですが、先ほどあげたような分散型取引所の短所を解決して、企業の取引所を凌駕する存在になってほしいと期待しています。

ウォーレン・バフェットの「ビットコインを買うのは投資ではない」に対する反論

普段は月一更新しかしないのですが、ちょっと興味深い記事があったので。投資家の世界では最も有名であり、世界的な富豪のウォーレン・バフェット氏が、「ビットコインを買うのは投資ではない」と語ったそうです。

https://jp.cointelegraph.com/news/buying-bitcoin-is-not-investing-claims-oracle-of-omaha-warren-buffett

投資界隈では影響力も大きいので、仮想通貨投資に対してもなんらかの影響があっても不思議ではないです。ただ、これをきいたとき私は「ああ、バフェットさんは、もう過去の人なのだなあ」と率直に感じました。バフェットさんが生きた時代は農業や製造業などが主な産業であり、株式を買って所有することが投資であり、そのリターンを得ることが常識でした。

決して農業が製造業が産業として消えてしまったわけではありませんが、「常識でした」と過去形にしたのはインターネットや分散コンピューティングの出現により新たな常識が打ち立てられようとしていることを言いたいからです。バフェットさんはここを見定めることができなかったのでしょう。バフェットさんはもう87歳になるので、この過去の常識で寿命を迎えるのでそれでよいかもしれません。しかし、我々世代はもう目前に迫る「新たな常識」を受け入れる準備をしなければなりません。

ここで、バフェットさんの「ビットコインを買うのは投資ではない」に明確に反論しておきましょう。「ビットコインやその他仮想通貨等を買ったとしても、それらは何も生産しない。ビットコインには株式のように裏付けとなるビジネスや商売がない」ということだそうですが、これは間違いです。確かに現時点では既存の社会を覆すほどの規模に達していないですが、先日記事にしたGincoのような価値の保管であったり、仮想通貨投げ銭のような価値交換であったり、ICOのような資金調達であったり、分散コンピューティングの基盤として使う試みであったり、様々な分野の産業が誕生しようとしています。仮想通貨を買うという行為はそういった仮想通貨に関わるビジネスをする人々に対して経済的な根拠を与えることになります。これはまさしく本質的に投資そのものです。「ビットコインは何も生産しない」というのも的を射ていません。それを言ったら株式だってただの紙切れです。何も生産しません。関わる人がどれだけ価値を出せるかが本質であることは、株式も仮想通貨も同じです。

もう少しわかりやすい喩えを使うと、ビットコインを買うという行為は「ビットコイン村だけで通用する地域振興券」を買うようなものです。その地域振興券は、ものを買うのに使ってもいいし、誰かに投資してもよいし、取っておいてもよいです。いずれにしてもそのチケットを買ってくれるとビットコイン村は潤います。ビットコイン村で働こうという人も増えるし、起業して新たな産業が誕生するかもしれません。こう考えれば、やはり仮想通貨を買うという行為は立派な投資であり、社会貢献と言えるのではないでしょうか。

私は胸を張って、「仮想通貨に投資をする」と言い切ります。後ろめたさなど振り払って堂々と仮想通貨を買いましょう。

Gincoが切り拓く未来

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どうも、こんにちは。今月の投資成績です。

年初から続いた仮想通貨の下落もようやく今月に入って底をうちました。いつかは切り返すとは思っていましたが、正直ほっとしています。年初からはまだまだ安い水準ですが、これからはじっくりと時間をかけて仮想通貨の世界が浸透していって、価格も上がっていくのではないでしょうか。そのときに向けてkackyファンドもじっくりと仕込んでいきたいと思います。

さて、今週Gincoという仮想通貨ウォレットアプリのローンチイベントに参加してきました。

https://ginco.io/

Gincoはスマートフォンアプリとしてインストールするタイプの仮想通貨ウォレットです。

仮想通貨は皆さん取引所を通じて買われるかと思いますが、先日のcoincheckの一件もあり、取引所に仮想通貨を預けておくと、取引所がハッキングされて、自分の保有通貨が盗まれてしまう、あるいは取引が停止してしまう、最悪は取引所が閉じてしまって引き出すことができなくなってしまうなどというリスクがあることが知られるようになりました。

では、仮想通貨はどのように管理すればよいのでしょうか?手軽なところではWeb上で動作するWebウォレットがあります。ただ、こちらはアカウントがオンライン上にあるためセキュリティ面では取引所と大差ありません。私は主にハードウェアウォレットと呼ばれるLedger Nano Sを使っています。ただ、こちらは1つあたり15000円位するため、なかなか最初の出費としては高いと考える人も多いでしょう。

そこでGincoですが、Gincoはに仮想通貨の入金、出金に使う秘密鍵をスマートフォンの中に入れ、ネット上でやりとりをしないため、セキュリティ面はかなり安心感あるものになっています。気になることとして、スマートフォンの紛失があるかと思いますが、こちらもバックアップキーを残すことができるため、スマートフォンを紛失しても、別の端末で復活させることができます。こちらのバックアップキーですが、簡単に言うと『秘密鍵を分割してわかりやすく(日本語化)したもの』と言えます。Gincoが秘密鍵をクラウドへ保存しているわけではないのでハッキングのリスクはありません。

Gincoのセキュリティについて

ということで、当面は取引所で購入した仮想通貨を保管するための手軽な手段としてGincoは使える存在になるかと思います。

しかし、ローンチイベントでGinco CEOの森川氏は『Gincoを仮想通貨を通じた価値交換のプラットフォームにする』と言っていました。単なるウォレットとしての扱いだけではなく、今後は取引所や、法定通貨(円やドルなど)との交換、DApps(分散型アプリケーション)の連携といった機能をつけていくようです。この点については国内の法律の解釈など、課題もありますが今後の活動で、スタートアップらしく新しい世界を切り拓いてほしいなと期待しています。

 

ついでに私の仮想通貨圏への期待を述べておくと、それは『従来、中央集権化によって守られた既得権益の破壊、権利を自分たちに取り戻す、オープン化して透明化する』というところです。皆さん、当たり前と思っている『既得権益』って実はいっぱいあるんですね。もっぱら仮想通貨が変えようとしている『銀行業務』も中央既得権益と言えますし、法律、石油採掘、貿易、著作権、放映権、受信料…などなど、探せばいっぱい出てきます。これまではその方が効率的な面もあったのでそうしてきたところもあるかと思いますが、今はインターネットで全ての人が瞬時につながれる時代です。一カ所に押し込めてクローズドにした方が効率的かどうかは今一度問い直した方がよい時代が訪れています。さらにはそれらに乗っかって利益を独占してきたところから我々の手に権利を取り戻せば、全員が幸せになる可能性も秘めています。

 

もちろん、投資家としてリターンを求めて仮想通貨に投資していますが、同時に未来を切り拓いていくパワーにも期待していますよというお話でした。はやく億り人になりたいです。

 

それでは今月も長期投資で行きましょう!

コインチェックはマネックスが買収ですって

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先月の投資成績です。

仮想通貨は3ヶ月連続で下落してしまい、昨年末に頂点を極めた仮想通貨バブルは見る影もなくはじけてしまいました。いやはや世の中厳しいですねー。まあ私はそれでもトータルプラスなのでよいですけど。。今のところは復活の兆しが見えません。どうにもこうにもなるものではないので、長い目で見て復活を待つしかありませんね。余力ができればちまちま買い増ししたいです。

さて、仮想通貨界隈の悩みの種であったコインチェックに、救世主が現れた模様です。いやぁ、マネックスですか。これは思い切りますね。確かに最善のシナリオとして、何ヶ月かでセキュリティを含めた仮想通貨の取引体制が構築されて、仮想通貨交換業者の登録にこぎつければ36億円という買収額は安い買い物と言えるでしょう。しかし、コインチェックのシステムは取引所を営むにはあるまじきザル運営だということが明らかにされてしまったため、実質システムを一から作り直すに等しいものになりそうです。

同じく大手ネット証券地盤のSBIバーチャルカレンシーズ。当初は昨年夏に開業予定だったものが、延期を重ねてまだ開業の目処が立っていない状況です。仮想通貨の取引システム、保全システム構築は高度な技術や検証を必要とするため、簡単には行かないでしょう。まあ、仮想通貨交換業者の登録の可否は金融庁のさじ加減次第とも言えるので、そのあたりはのらりくらりと引き延ばせる勝算があってのことかもしれません。

私は正直一取引所がどうなろうとそれほど関心がないのでここまでにしておきます。仮想通貨が金融資産をますますボーダレスにしてこれまでにないお金の在り方を見いだしてくれることを願います。

 

それでは今月も長期投資で行きましょう!

仮想通貨の暴落は続く

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先月の投資成績です。渡米していたりしたので更新が遅れてしまいました。

※グラフの縮尺がおかしくなったので一昨年末からの表示に変えました

先月は仮想通貨がさらに暴落した月になりました。昨年末には1BTC=200万円で取引されていたビットコインも半値以下で取引されるようになりました。他の通貨も例外なく半値どころか3分の1、4分の1になってしまいまいした。kackyファンドは今年は暗い時代を過ごしています。とはいえ、私の仮想通貨も昨年の10月末まではほぼトントンくらいで推移していたので、元に戻ったくらいと思えばまあましな気がします。

さて、これから先、仮想通貨はどうなっていくのでしょう?誰かが言うように価値はゼロになってしまうのでしょうか?正直、私にもわかりませんが、誰かが情熱を傾けてこのブロックチェーン技術にコミットしているのであればゼロにはならないのではないかと思います。ただ、昨年見たバブルのような相場は完全にはじけてしまったので、今後はちゃんと使われるようになって価値を出していかないと上がっていかないかもしれません。

昨年一世を風靡したICO(Initial Coin Offering)は各国が規制を強化していることにより急速にオワコン化しています。資金を調達する側も、投資する側も制限のない資金調達方法として画期的だったICOですが、資金を持ち逃げする詐欺も多いためなかなか歓迎されなかったですね。詐欺を食い止める手段を技術的に講じることができれば復活できるかもしれませんが、そうでなければ徐々に衰退していくことになりそうです。残念ですなぁ。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

コインチェックを待ち受ける苦難

どうも、月末以外は滅多に更新しないkackyですが、現在ホットな話題が仮想通貨に降ってきたので一応一言書いておきます。

コインチェック 500億円以上不正流出か

コインチェック経営陣、しどろもどろの謝罪会見。

コインチェック 約26万人に返金方針 金融庁が聞き取りへ

この週末で、

  • 500億円以上の不正アクセスによるNEMの流出発覚
  • 謝罪会見
  • 返金の方針発表

と、めまぐるしい動きがあったコインチェックが起こした問題。500億もの大金を不正アクセスにより流出する懸念があるホットウォレットに入れておいたという事実は、大手取引所としては致命的にお粗末としか言えません。実はかく言う私も一時期はcoincheckのユーザーでしたが、coincheckの入出金の対応の悪さや、仮想通貨取引業者に登録されなかったことをきっかけに、一切の取引をやめてしまいました。大手の取引所ではあったので大丈夫だろうというユーザーもたくさんいたことは事実で、気持ちもわからなくはないですが、やはり金融庁から認められなかったということはそれなりの理由があったということでしょう。まだまだ黎明期の仮想通貨取引で、100年以上の歴史がある証券取引所と比較してまだ歴史の浅い取引所しか存在しない状況で「セキュリティ」が自分の資産を守る最重要事項であることを認識させられる事件であったと思います。仮想通貨取引のベテランで「GOX」という言葉を知らない人はいません。

さて、返金方針が出されたことで安心したユーザーさんも多いかもしれませんが、コインチェックの先行きについて非常に厳しいという見方をせざるを得ません。返すという方針が出されましたが、確定したのは返金する金額(1XEM=88.5円)だけで、いつ返すか、返せるだけの自己資本を有しているかという話は一切出てきていません。まず、創業5年ほどしか経っていない会社でおよそ463億もの金額をポッとキャッシュで返せる会社は存在しないでしょう。そうなると何年かの利益を投じて返済していかなければならなくなるわけですが、これからコインチェックは

  • 突然湧いた463億円もの負債
  • 遠のく仮想通貨取引業者登録
  • 離れる顧客

という三重苦を抱えて経営していかなければなりません。そのまま、取引所を運営するにしても仮想通貨取引業者に登録される可能性はゼロと言えますし、顧客はもう愛想を尽かして別の取引所へ移ってしまうでしょう。もし、仮想通貨取引業者に登録されていれば、どこかのお金持ちが仮想通貨取引業をやりたがっていたら安値でお買い上げしていたかもしれませんが、今はただの「みなし業者」扱いのため、買収するうまみがあるとは思えません。あるとしたら、既存の取引所が顧客シェアをまるっと拡大するために合併を図るというところでしょうか。それでも463億円の負債を肩代わりするだけのメリットがないとダメですが。。ということで、これからコインチェックはどうなるでしょうね。突然破産してユーザーや仮想通貨投資家に迷惑をかけることだけはやめていただきたいと願う今日この頃ですm(_ _)m