楽天証券で、これまで確定拠出年金専用ファンドだった4つのインデックスファンドが積立投資専用で、一般の証券口座で買えることになったため、インデックス投資界隈で話題になっています。
【投資信託】貯蓄から投資へ低コストファンド(年金専用ファンド)取扱い開始
『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』楽天証券で最も低コストのDC専用インデックスファンドが一般向けに解禁!
『ホンネの資産運用セミナー』楽天証券が三井住友DC全海外株式インデックスファンドを含むDC専用投信4本を販売へ
私も国際株式は
- eMAXIS全世界株式インデックス(信託報酬0.648%)
- ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.4212%)
で運用しているので、
三井住友・DC全世界株式インデックスファンド(信託報酬0.27%)
は魅力的かな~と思いました。でも、信託報酬だけで見てしまって大丈夫なの?という素朴な疑問を抱いたので、
パフォーマンスを比べてみました。
三井住友・DC全世界とeMAXIS全世界はともにMSCIオールカントリーワールドインデックスの連動を目指していますので、値動きはほぼ同じ。信託報酬は0.4%ほど違うので、理屈上は年間0.4%程度のパフォーマンスの差として現れるはずです。
その結果はこちらです↓
チャート(Yahoo! ファイナンスより)
リターン比較(モーニングスターより)
う~ん、あんまり違いがない(´・ω・`)
1年リターンは僅かに三井住友が0.1%ほど上回っていますが、3年リターンは逆にeMAXISのほうが上回っています。
これはいかに??
ということでそれぞれの運用報告書を調べてみたところ、次のような違いを見つけました。
どうやら、新興国市場のマザーファンドにおいて、
eMAXIS:現物株中心
三井住友:指数先物や連動債券中心
という運用ポリシーがあり、これが成績の差異に影響していると考えられます。
先物運用は悪というわけではないですが、
ETFにおける運用において、現物株運用と比較してリターンがよくないという報告も上がっています。
日興AMの国内ETF(1680, 1681)がリターンパフォーマンスでボロ負けしているので問い合わせてみました
私は以前国際株式を1680で運用していたことがありましたが、この記事を読んだことをきっかけにニッセイ外国株式インデックスファンドに変更した経緯があります。三井住友・DC全世界も信託報酬が安いからといって飛び移っても思ったほどの成果をあげないような気がしてきました。というわけで、しばらくは乗り換えることなく現状維持でまったり運用したいと思います。まあ、実績が4年くらいしかないですし、これからどっちのファンドがよくなるかはわかんないですしね。
こうならないように気をつけて↓↓
皆様もご自分の判断でファンドを選んでいきましょう!