少し長い春休みに入りましたkackyです。こんにちは。こちらは投資ブログですので、転職後の投資戦略について話したいと思います。
転職先はベンチャー企業ですのでこれまで勤めた大手企業とは違い、退職金も企業年金制度もありません。よって老後の資金計画は自分で立てろよってことになります。いよいよ私が何年もかけて培ってきた投資戦略の出番が回ってきました。具体的には、個人型確定拠出年金に加入することを考えています。
確定拠出年金(以下DC)は、
- 拠出金は全額所得控除(個人型は月額23000円まで)
- 投資から得られる利益は非課税
- DC専用の低コスト投資信託がある
など、メリットの多い年金制度です。ただし、投資先の選択は自己責任であり、60歳までは解約することができません。厚生年金などの公的年金に加えてこのDCを有効に使って老後の資金確保を頑張りたいと思います。
まず、妻とはいろいろと話をして
「まあ、よくわからないから任せた」
と包括一任契約を取り付けましたwこれでまず第一関門クリアです。
第2ステップはどの金融機関にDCの口座を作るかということです。
私はこれまで培ったいろいろな情報網をたどって候補となる金融機関を選定しました。
基準としては、
- 口座を維持するための手数料(運営管理手数料)が安いこと
- コストが安い投資信託が選べること
です。
この基準に照らしあわせて候補を2つに絞りました。それは
SBI証券と野村證券
になります。どちらも言わずと知れた証券会社ですね。前者はネット証券の雄であり、後者は対面型証券の雄です。
DC口座の特徴を簡単にまとめると
運営管理手数料の安いSBI証券とDC専用投信のコストが安い野村證券
になります。
野村證券の投資信託っていうと高いイメージしかない人もいますが、DC専用に限ると
- マイバランスDC30(年0.22%)
- マイバランスDC50(年0.23%)
- マイバランスDC70(年0.24%)
- 野村DC国内株式インデックスファンド(年0.19%)
- 野村DC国内債券インデックスファンド(年0.16%)
- 野村DC外国株式インデックスファンド(年0.22%)
- 野村DC新興国株式インデックスファンド(年0.56%)
- 野村DC外国債券インデックスファンド(年0.21%)
- 野村DC新興国債券インデックスファンド(年0.55%)
- 野村世界REITインデックスファンド(年0.53%)
といったコストの安いインデックスファンドやバランスファンドが用意されています。
SBIのバランスファンド(スゴ6)は年0.68%ですから、野村證券のラインナップの安さは魅力的です。
正直どちらの証券会社にするかは一長一短で難しいところですが、年々金額が積み上がっていって信託報酬も大きくなることを考えると野村證券の方に分があるように感じます。
第3ステップは実際にどのような資産配分を行うかということになります。DCの使われ方として元本確保型に預けられる方が多いと聞きます。
私の方針としては元本確保型ゼロです。驚かれるかもしれません。でも、考えてみてください。確定拠出年金は60歳まで一切引き出すことはできません。ですから長期的視野に立って運用を考えるべきであり、現金を備える意味は皆無に等しいのです。現金を備えるのであれば普段の預貯金で備えればよいのです。DCは効率よく運用して非課税の恩恵をフルに享受すべきです。
とはいえ、リーマンショックとかギリシャショックで暴落が起こる世界ですから、海外株式一点買いするような行いは慎もうと思います。GPIFの運用を参考にバランスよく資産形成を行うつもりです。インデックスファンドを駆使して自分でポートフォリオを組み上げてもよいですが、めんどくさいですし、ぶっちゃけマイバランスDCほげほげ一本でいいかなーとも思ったのですが、それだとREITが入らないため、こんなポートフォリオを考えてみました。
マイバランス50(80%) + 野村世界REITインデックスファンド(20%)
どうでしょう、まずまずバランスのとれたよいポートフォリオと言えるのではないでしょうか。
毎月23000円ずつ積立を行ったとして順調に年6.4%の運用ができたと仮定すると60歳時点で2000万円くらいの資金が確保できます。これだけの資金が確保できればまずまず問題ないと言えるかと思います。まあ、もちろん皮算用ですからどうなるかはわかりませんけどね。海外REITの平均リターンは高いですが、サブプライムローン問題でも顕在化したとおり不動産はクラッシュするときは本気で投資家を潰しにくるのでほどほどにします。
という感じで入社前からあれこれ悩んでおります。正解のない世界ですが、自分のお金でもありますので面白いです。また、家族もいますので責任の伴う作業でもあります。東京に出たらみなさんがどのように考えているか聞いて回れたらいいな、なんて考えています。
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