今週の投資成績です。kackyファンドは今週も過去最高益をわずかに更新しました。
愛称が「NISA」に決定して話題沸騰している日本版ISAですが、一体何処に投資するのがベストなのでしょうか?人それぞれものさしは違います。リスクを抑え、確実に利益を上げて税金を得する。リターンを重視して一番利益を上げた時に売ってより多くの税金を得する。などですね。
ただし、長期投資を勉強されている方はよくご存知のとおり、リスクに関してはある程度自分でコントロールすることはできますが、リターンに関してはこれは確率の問題で予測をすることは不可能と言えます。
さて、長期投資ではリスクに加えて自分でコントロールすることができる要素があります。そう、それはコストですね。コストが安ければそれだけ自分の利益が増えることにつながります。それでは、最善のコスト戦略について考えます。
NISAで取引できる(と思われる)資産とコストに関して見てみましょう。
- 株:信託報酬はない。売買単位がある。売買手数料がかかる。個別の会社のリスクが存在する。
- ETF:追加型投資信託より信託報酬が安い。売買単位がある。売買手数料がかかる。
- 投資信託 手数料なしで買えるインデックスファンドが多数ある。10000円から1円単位で買える。
投資信託は1円単位で買えるため、上限が年100万円に設定されているNISAでは資産を1円の無駄なく運用することができます。しかし、コスト面では株やETFの方が年間にかかる信託報酬が少なくてすむため、こちらも捨てがたいところです。しかし、株やETFは売買単位が存在し、時価で取引されるため、100万円をぴったり運用することは困難です。また、株やETFには売買手数料が都度かかるため、これをなるべく安くすませたいものです。
このことを踏まえ
上限近くまで株orETFを買い付け、残りの金額を全て投資信託で運用する
という戦略がいいのではないかと考えます。
では、売買手数料を一番少なくするにはどうしたらよいでしょうか。そんなお悩みの方にぴったりのサービスが存在します。それはカブドットコム証券のフリーETFです。
カブドットコム証券では次のETFの手数料が無料になります。(※多分大丈夫とは思いますが、NISA口座でフリーETFが取引できるかどうかは確認できておりませんNISA口座でフリーETFが取引できることを確認しました! 13/06/03)
- MAXIS トピックス・コア30上場投信 1344 TOPIX Core 30に連動する投資成果を目的とするETF
- MAXIS 日経225上場投信 1346 日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目的とするETF
- MAXIS トピックス上場投信 1348 東証株価指数(TOPIX)に連動する投資成果を目的とするETF
- ABF汎アジア債券インデックス・ファンド 1349 iBoxx ABF汎アジア指数」を対象指数とし、連動を目指すETF
- MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 1550 円換算したMSCI Kokusai Index(MSCIコクサイ インデックス)との連動を目指すETF
- 国際のETF VIX短期先物指数 1552 円換算した「S&P500 VIX短期先物指数(トータル・リターン指数)」を対象株価指数とし、連動を目指すETF
- MAXIS S&P東海上場投信 1553 「S&P 日本地域別指数-東海-」を対象指数とし、連動を目指すETF
- SPDRR S&P500R ETF 1557 S&P500指数を対象指数とし、連動を目指すETF
- 国際のETF VIX中期先物指数 1561 円換算した「S&P500 VIX中期先物指数(トータル・リターン指数)」を対象株価指数とし、連動を目指すETF
- MAXISトピックスリスクコントロール(5%) 1567 対象指数(TOPIXリスクコントロール指数(ボラティリティ5%))の値動きに連動する投資成果を目指すETF
- MAXISトピックスリスクコントロール(10%)【New!】 1574 対象指数(TOPIXリスクコントロール指数(ボラティリティ10%))の値動きに連動する投資成果を目指すETF
たとえば、MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信とeMAXIS海外株式を組み合わせることで、海外先進国株式に投資する戦略が一丁上がりということができます。これが初期コストゼロでできるというところはかなり魅力的ですね。
あと、開始が来年にも関わらず、口座開設の案内がすでに始まっています。私見ではありますが、この案内に飛びつく必要はないと考えます。
理由としては
- 来年1月までの間に制度が見直される可能性がある
- ISAは一旦開設してしまうと4年間は金融機関の変更ができない
- どの証券会社もISAで取り扱う商品が明らかでない
- そのうち証券会社でISA口座開設キャンペーンをやりだすかもしれない
というところです。今は焦らずにじっくりと情報を集めたらよいと思います。