カブドットコム証券が一部のETFの売買手数料を無料化するそうです。なかなか思い切ったことをしますねー。
「フリーETF(特定のETFの売買手数料を無料とするサービス)」の提供開始
http://kabu.com/company/pressrelease/2010/20100617.asp
現状の手数料無料銘柄は以下の通り
- MAXISトピックス・コア30上場投信
- MAXIS日経225上場投信
- MAXISトピックス上場投信
というわけで、グループ企業である三菱UFJ投信の商品の販促をねらった戦略と思われます。
それでも売買手数料無料化は他社には無いメリットと言えます。
でも、ここは冷静に考えていきます。今どき売買手数料なんてそんなに高いもんじゃないです。例えば楽天証券では60万円の買い物で639円(0.1%)です。さらに考慮すべきはETFでは避けては通れないプレミアムの部分です。MAXISはまだまだ取引が少ないので、これが±0.2%程度存在します。私が買っている野村の日経225投信では0.1%未満に収まっています。
両者を比較してみましょう
銘柄 | 売買手数料 | 経費率 | 乖離率 | 月間出来高(概算) |
日経225投信(1321) | 0.1% | 0.28% | ±0.1%未満 | 10000000 |
MAXIS日経225(1346) | 0% | 0.15% | ±0.2% | 500000 |
※経費率は2×(営業費用[半年])/純資産総額で計算
0.1%刻みのかなり絶妙な争いになりました^^
売買手数料は乖離率の部分でほぼ相殺されます。
経費率がMAXISの方がよいので長期的にはMAXISに軍配が上がることになりそうです。