ステーブルコインまとめ(4) USDS

USDS(“Sky Dollar”)DAI

USDSとDAIは同じ発行元のバージョン違いということで1記事にまとめています。

概要

  • シンボル名:USDS (CoinMarketCap) DAI (CoinMarketCap)
  • Ethereum(ERC-20)アドレス:
    USDS 0xDc035d45d973e3Ec169d2276DDab16F1E407384F (BeInCrypto)
    DAI 0x6B175474E89094C44Da98b954EedeAC495271d0F (Ethereum (ETH) Blockchain Explorer)
  • 発行元プロジェクト:Sky Protocol(旧 MakerDAO リブランディング後) (Messari)
  • 発行開始(移行 / ローンチ時期):正式には 2025年9月に Sky の新 dApp と共にローンチ、DAI から USDS への移行可能となった (The Defiant) 最初の “Single-Collateral DAI (SAI)” は 2017年12月ごろ (ウィキペディア)
  • 発行総数(循環供給):約 7,987,254,092 USDS (CoinGecko) 4,548,123,165DAI
  • CoinGecko ランク:#29 (CoinGecko) #43 (CoinGecko)
  • 上場する主な取引所 / 流動性プール:Uniswap(Ethereum 上)で取引可能 (app.uniswap.org)

目的

  • Sky Protocol(MakerDAO の後継・再構築プロジェクト)の中心的ステーブルコインとして位置づけられている。 (Messari)
  • DAI からの移行という位置づけ:DAI を USDS に 1:1 で変換できる仕組みを提供することで、既存の DAI 保有者を新エコシステムに誘導 (The Defiant)
  • USDS 保有者が「Sky Savings Rate(SSR)」と呼ばれる預金により利回りを得る仕組みを提供すること (Nansen)

特徴・強み

  • モジュラー設計 / 再構築されたガバナンス:MakerDAO を改編して Sky に再構成。トークンの統合、サブDAO (“Stars”) の導入などが計画に含まれる (Pintu)
  • 移行性:既存の DAI を非カストディアル(ユーザーの資産を保持したまま)で USDS に 1:1 で変換可能な設計 (The Defiant)
  • 利回り機能:USDS を預け入れることで利回りが得られる SSR(Sky Savings Rate)というメカニズムを設置 (Nansen)
  • 段階的な移行と共存:DAI/MKR は当面は残す形で、USDS/SKY との併存を可能とする道を取る設計 (The Defiant)

ニュース(過去1年以内)

以下は USDS / Sky に関連する注目ニュース例です:

  1. One year into Sky, adoption lags behind vision — Sky は DAI → USDS 移行後 1年での採用進捗の難しさを指摘 (Blockworks)
  2. Coinbase Adds SKY and USDS to Roadmap — Coinbase が USDS と SKY を上場ロードマップに追加したと発表 (BeInCrypto)
  3. Sky Completes Rebrand By Launching New dApp and Tokens — MakerDAO のリブランディングとして Sky、USDS、SKY をローンチした記事 (The Defiant)

メリット

  • 利回りを得られるステーブルコイン:USDS を SSR に預けることで収益を得られる可能性がある
  • DAI 互換性と移行の容易さ:既存 DAI 保有者が資産を移行しやすい
  • ガバナンス参加:SKY トークンとの組み合わせで、プロトコル運営に参加できる可能性
  • 将来的な拡張性・モジュラー化:Sky 設計により、他の機能やモジュールを追加しやすい基盤

リスク

  • 採用リスク:Blockworks 記事によれば、USDS の成長が停滞しており、DAI の勢いが見直されつつあるとの指摘がある (Blockworks)
  • スマートコントラクトリスク:新仕様・新コードにはバグや経済設計の抜け穴のリスク
  • ガバナンスリスク:初期段階では投票支配や権力集中の懸念
  • 利回り誘導リスク:高利回りインセンティブが持続可能かどうか
  • 移行の摩擦と混在:DAI と USDS の併存期間、両者間の資金移動コストやユーザー混乱

ステーブルコインまとめ(3) USDe

概要

  • シンボル名: USDe (USDE)
  • Ethereumアドレス(コントラクトアドレス): 0x4c9EDD5852cd905f086C759E8383e09bff1E68B3
  • 発行元 / プロジェクト: Ethena(Ethena Labs)
  • 発行開始: 2024年9月
  • 発行総数(循環供給): 約 14,826,879,485 USDE (CoinGecko)
  • CoinGecko ランク: #16 (CoinGecko)
  • 上場する主な取引所
      - Binance(USDE/USDT) (CoinGecko)
      - Bybit (CoinGecko)
      - Phemex (CoinGecko)
      - Uniswap(Ethereum DEX) (CoinGecko)
      - そのほか複数の CEX / DEX で取引あり (CoinGecko)

目的

USDe は、従来の法定通貨担保型ステーブルコイン(USDC / USDT 等)とは異なるアプローチを採る「合成ドル(synthetic dollar)」です。(Ethena Documentation)

主な目的・特徴としては:

  • 銀行・法定準備金などに依存しない、より分散化されたドル代替手段を提供すること (Ethena Documentation)
  • ユーザーに対して、保有中に利回りを得られるよう設計されている(ステーキング等を通じて) (CoinMarketCap)
  • 暗号資産とデリバティブを組み合わせてリスク中立にヘッジし、ドルペッグを維持するメカニズムを用いること (Exponential DeFi)
  • 他のブロックチェーン(例:Solana、将来的には Sui など)にも拡張し、マルチチェーン環境で利用性を広げること (CoinMarketCap)

特徴(他ステーブルコインとの比較・差別点)

USDe が持つ主な特徴や差別化要素は以下の通りです:

特徴説明
合成ドル / デリバティブヘッジ型USDe は暗号資産を担保にしつつ、イーサ等の価格変動を相殺するため、ショートポジション(先物・パーペチュアルなど)を取る「デルタ・ヘッジ」戦略を用いる (Exponential DeFi)
利回り獲得可能性ステーキングやデリバティブのファンディングレート収益を通じて、保有者に“稼ぐドル”として機能するように設計されている (CoinMarketCap)
分散化 / 非中央集権性重視銀行準備金や法定資産に頼らないモデルで、暗号ネイティブな方式に重点を置いている (Ethena Documentation)
動的担保構成担保として利用される資産(ETH、LSTs、USDC/USDT 等)およびヘッジポジションは市場状況に応じて調整される可能性がある (Exponential DeFi)
拡張性 / マルチチェーン戦略Ethereum 以外のチェーン(Solana など)にも導入を拡大しており、より広いエコシステム統合を目指している (CoinMarketCap)

これに対し、USDC / USDT のような典型的なステーブルコインは、法定ドルおよび短期債券等の準備金を裏付け資産とし、価格安定性を維持する方式を取ります。USDe のモデルはこれとかなり異なります。


ニュース(過去1年以内)

以下は USDe(あるいは Ethena / 関連)について、直近1年以内に報じられた主なニュースの例です:

  1. Ethena Labs、USDe を Solana ネットワークへ導入
     → 2024年8月、Solana ネットワーク上で USDe を展開することを発表 (CoinMarketCap)
  2. Ethena が USDtb ステーブルコインを発行、USDe リスク軽減を目指す
     → Ethena が BlackRock の BUIDL ファンドを担保基盤とする USDtb を立ち上げ、USDe モデルのリスクヘッジ策を多様化させる構想 (CoinMarketCap)
  3. SUI グループと Ethena が提携、Sui ネイティブの suiUSDe / USDi を立ち上げへ
     → SUI Network 上で USDe 系列のステーブルコインを展開する計画を発表(2025年) (ビジネスワイヤ)

(他にも CoinMarketCap の「Latest Updates」での開発ロードマップ言及などがあります) (CoinMarketCap)


メリット(保有・ステーキング等の利点)

USDe を保有・ステークすると得られる可能性があるメリットは、以下のような点が挙げられます:

  • 利回り獲得: USDe をステーキングして sUSDe に変換することで、プロトコル収益の一部を受け取れる仕組み。(MEXC Blog)
  • ドルの代替手段としての保全性: 伝統的な銀行体系や法定通貨準備金とは独立した手段として、ドル価値を相対的に保持することを目指している点 (Ethena Documentation)
  • 流動性・構成性: DEX や CeFi 上で容易に交換でき、他の DeFi 構成要素と組み合わせて利用できる可能性 (Ethena Documentation)
  • 規制・検閲耐性: 中央集権的な管理や銀行依存を最小化する設計により、アクセス性や検閲抵抗性の向上を目指すポジティブな側面 (OctoBot)

リスク(保有に伴うリスク)

USDe のユニークな構造ゆえに、以下のようなリスクも存在します:

  • 資産価格変動リスク: 担保として保持される暗号資産(ETHやその他暗号資産など)の価格変動が、ショート戦略で十分にヘッジできない場合、担保不足や損失リスクが生じうる (Exponential DeFi)
  • ショートポジションの逆相関リスク: ヘッジ目的で取るショートポジション(先物/パーペチュアル等)が、予期しない動きをしたり、ファンディングレートが逆行したりするなど、計画外のコストや損失を被る可能性 (Exponential DeFi)
  • スマートコントラクトリスク: プロトコルのコントラクトにバグ、脆弱性があった場合、金銭のロスや不正利用のリスクがある
  • 流動性リスク / デリバティブ市場依存: ヘッジポジションを取る先物市場/デリバティブ市場の流動性が低くなると、実行コストが跳ね上がる恐れ
  • モデルリスク: このデルタ・ヘッジモデルが長期にわたって持続可能かどうかは未知。市場状況や極端なショックに耐えられるかどうかは挑戦的
  • 規制リスク: 特に「合成ドル」「利回り付ステーブルコイン」という構造は、各国の金融規制当局から注視される可能性が高い
  • アルゴリズム変動リスク: 担保構成やヘッジポジションの比率変化(プロトコルの自動調整)により、保有者にとって不利な挙動が生じる可能性

ステーブルコインまとめ(2) USDC

概要

  • シンボル名: USDC
  • Ethereumアドレス(ERC-20 コントラクトアドレス): 0xA0b86991c6218b36c1d19d4a2e9Eb0cE3606eB48
  • 発行元 / プロジェクト: Circle 等。Centre コンソーシアム由来。
  • 発行開始: 2018年9月
  • 発行総数 / 流通量
     Circulating supply(流通量):約 74,000~75,000 百万 USDC 相当(ドル建てで概算)
  • CoinGecko ランク#7 (CoinGecko)
  • 上場する主な取引所: Binance、Coinbase、Kraken、OKX 等ほぼ全ての主要取引所

目的(ユースケース/プロジェクトの概要)

USDC は「ドルペッグされたステーブルコイン(1 USDC = 1 USD 相当を目指す)」として設計されており、主に次の用途・目的を持ちます:

  • 暗号資産間の取引におけるステーブル資産:仮想通貨のボラティリティを避けつつ、チェーン上での移動手段として使われる。
  • 決済手段:DeFi アプリ、支払い、融資、レンディング、ステーブルな価値交換などに利用。
  • ブロックチェーンと法定通貨の橋渡し:法定通貨(米ドル)とブロックチェーン上の価値を結びつける手段。
  • 準備金運用収益:USDC の準備金は流動性の高い現金や短期国債などで運用され、利息収益を得ることが可能。 (circle.com)
  • 規制対応・透明性を重視:Circle は準備金の透明性、公表、監査などを経て、規制適合性を高めようとしている。 (circle.com)

特徴(他のステーブルコインと比べて)

USDC が持つ特徴・強みおよび差異点を以下に挙げます:

特徴内容
100% 準備金担保(fully backed)USDC は発行枚数に対して十分な支払準備金(現金・短期国債等)を保有し、いつでも 1:1 交換を目指しているとされる。 (circle.com)
透明性と定期報告Circle は準備金の保有構成、公表、独立第三者によるアシュアランス(保証報告)を実施。 (circle.com)
マルチチェーンでの展開Ethereum だけでなく、Arbitrum、Avalanche、Polygon、Base など複数ブロックチェーンで使えるように展開。 (ウィキペディア)
規制準拠重視/信頼性志向規制対応・コンプライアンスを重視する姿勢を前面に出しており、機関投資家からの信頼を得やすい傾向。 (osl.com)
過去のデペッグ事象2023年、Silicon Valley Bank(SVB)の破綻により、USDC の準備金の一部が影響を受け、一時的にドルペッグを失った経験あり。 (ウィキペディア)
トロン(TRON)からの撤退リスク管理を理由に、Circle は TRON 上での USDC 新規発行を停止。 Binance などでは TRON 経由での入出金サポート終了の動きも。 (Reuters)

ニュース(過去1年以内で USDC に関連する主なもの)

以下は、USDC またはその発行元 Circle に関して、最近報じられた主なニュース例です:

  1. Circle Internet Group、IPO 目標額を引き上げ — USDC の採用拡大を背景に
     Circle が IPO に向けて発行株数・価格範囲を拡大する計画を発表。USDC 拡張が背景との報道。 (Reuters)
  2. Circle の NYSE 上場、初値急騰
     Circle が NYSE 上場し、USDC 発行体の公開会社化が実現。上場初日に大幅上昇。 (Cinco Días)
  3. Binance、TRON 上の USDC サポート終了を発表
     Circle の方針と連動し、Binance は TRON ネットワークを通じた USDC の入出金を停止。 (Reuters)

(これら以外にも、ステーブルコイン全体を巡る規制動向や監督当局の発言、暗号資産業界での議論などで USDC が言及されることが多いです。)


メリット(USDC を保有/活用する利点)

  • 価格安定性:1 USDC ≒ 1 USD の価値を維持するよう設計されており、価格変動リスクが小さい。
  • 決済・送金の利便性:国際送金、スマートコントラクト決済、DeFi 活用などに使いやすい。
  • 運用収益機会:USDC の準備金は安全性の高い資産で運用され、その利息(準備金収益)から発行体が収益を得る構造。
  • 規制・信頼性:透明性、報告制度、コンプライアンス重視の方針が投資家に安心感を与える。
  • DeFi エコシステムとの親和性:多くのレンディング・流動性プール・ステーブル貸出などで使われており、流動性も高い。
  • 流動性・市場受容性:多くの取引所で取扱われており、売買・交換の流動性が豊富。

リスク(USDC を保有/利用する際の主な懸念点)

  • 準備金リスク / 信用リスク:準備金運用先(銀行、国債、その他短期資産等)の信用不安や流動性リスクが USDC の裏付けに影響を及ぼす可能性。
  • デペッグリスク:極端な市場ショックや準備金の問題が発生した場合、1 USDC = 1 USD のペッグを失うリスクがある(過去に SVB 関連リスク事象あり) (ウィキペディア)
  • 流動性リスク / ランの可能性:万一大規模な資金引き出しが発生した際、変動性・流動性の問題によって交換が円滑でなくなる可能性。研究では USDC に対する年率「ラン」リスクも指摘されている。 (Investopedia)
  • 規制リスク:ステーブルコインに関する規制強化、法制度変更、監督当局の方針転換などが将来的リスクになる可能性。
  • ブリッジ/ネットワークリスク:マルチチェーン対応のためにブリッジを介するケースがあり、スマートコントラクト脆弱性やブリッジ失敗リスクも。
  • 集中管理リスク:発行体である Circle による管理・運用・方針変更などのリスク。
  • インフレ・金利リスク:USDC の準備金利率が変動すれば発行体収益や健全性に影響。

ステーブルコインまとめ(1) USDT

こんにちは。kackyです。最近はDeFi分野、特にステーブルコインが盛り上がりを見せており、毎週月曜に通貨の情報まとめを連載することにしました。発行総数の多い順に紹介していきたいと思います。まずは最も発行されているステーブルコインであるUSDTについてです。

※なおこのシリーズの記事は生成AI(ChatGPT)を利用して作成しています。一通りチェックしていますが、間違いや幻覚を含む可能性がありますので投資判断は自己責任でお願いします。

項目内容
シンボル名USDT
Ethereumアドレス(ERC-20)0xdac17f958d2ee523a2206206994597c13d831ec7
発行元プロジェクトTether Limited
発行開始2014年10月
発行総数 (circulating supply)176,241,404,874 USDT
CoinGecko ランク#4 (CoinGecko)
上場する主な取引所Binance, Coinbase, Kraken, Huobi, OKX 等

補足:

  • Tether(USDT)はERC-20以外にも、Tron (TRC-20)、Solana、Polygon など複数チェーン上で発行されています。 (ウィキペディア)
  • Circulating supply(流通量)は、ERC-20 1チェーンだけでなく、全チェーン合算でカウントされることが多い。上記の数値はコインマーケットキャップによる総量。 (CoinMarketCap)

目的

USDT(Tether)は、米ドルと 1:1 で連動することを目指すステーブルコインで、暗号資産(仮想通貨)空間における「ボラティリティ回避手段」や「交換手段」として広く使われています。主な用途を以下に整理します:

  • 暗号資産トレーディングの基軸通貨・決済通貨
  • 暗号資産から法定通貨に移す・戻す際の手段
  • DeFi(分散型金融)プロトコルでの資産担保・流動性提供
  • 国際送金、ブリッジ、決済用途(暗号圏 → 暗号圏)
  • 暗号ウォレット間の価値移転時の安定手段

つまり、価格変動の激しい仮想通貨を扱う際に、「ドルにペグされた資産を使って価値を保全するインターフェース」として、他通貨・他資産との橋渡しをするのが主目的です。


特徴

USDT の特徴、他ステーブルコイン(たとえば USDC, DAI 等)との比較を含めて:

  1. 最大級の流動性と採用実績
     USDT は最も広く利用されているステーブルコインのひとつで、多くの取引所・ペアで取引の媒介に使われています。
  2. 複数チェーン展開
     Ethereum だけでなく、Tron、Solana、Polygon など複数のブロックチェーン上で発行され、チェーン間の相互運用性を持つ。これにより、各チェーンの特徴(手数料、速度など)を活かせる。 (ウィキペディア)
  3. 準備金運用戦略
     Tether は保有する準備金(特にアメリカ国債など)を大規模に使う戦略を取っており、特に短期国債市場における影響も指摘されている。ある研究では、Tether が短期米国債の大量保有者であることが、債券利回りに影響を与えている可能性が論じられている。 (arXiv)
  4. 透明性・監査性に関する議論
     USDT は過去に「準備金の完全性・透明性」に関して批判されることが多く、他のステーブルコインと比べて報告・監査体制の信頼性に関する懸念が強いという評価もある。
  5. 凍結・ブラックリスト機能
     USDT のスマートコントラクトには、特定アドレスを凍結(トークンの移動を無効化)する機能を有する実装がされていることが知られており、規制・司法措置に対応する余地が残されている。 (Ethereum (ETH) Blockchain Explorer)

ニュース(過去1年以内)

以下、近年の USDT / Tether にまつわる注目ニュースを 3 件ほど挙げます:

  1. 暗号取引所 Garantex のウォレット凍結
     EU の制裁対象になったロシア系取引所 Garantex に対し、Tether 側がそのウォレットで保有する USDT を凍結したと報じられ、取引停止を余儀なくされた。 (Reuters)
  2. 米国向け規制対応の新ステーブルコイン “USA₮” 発行計画
     Tether 社は、米国居住者向けに、2025年中に新たな U.S. 規制準拠型ステーブルコイン「USA₮」を発行する計画を発表。これにより、USDT の米国内展開を強化する意向と見られる。 (Reuters)
  3. Tether の資金調達および企業評価拡大動向
     Tether は 500 億ドル規模の評価額を目指した資金調達ラウンドを検討しているという報道があり、企業としての拡張戦略が注目されている。 (フィナンシャル・タイムズ)

メリット

USDT を保有・利用する上での主なメリットは以下の通りです:

  • 価格変動リスクの低減:暗号資産のような激しい価格変動から逃れつつ、ブロックチェーン上で速く移動できる
  • 流動性・交換性:多くの取引所・プロトコルと連携しており、売買・交換がしやすい
  • 送金・決済の効率性:従来の銀行を通さずに即時または高速な移動が可能
  • 利回り獲得の機会:DeFiプラットフォーム上でステーキングや貸付を通じて運用収益を得られる可能性(ただし契約条件やプロトコルリスクあり)
  • 安定資産との橋渡し:他の暗号資産に対して「安定的な基軸通貨」として使える

リスク

USDT を保有または利用する際には、以下のリスクに注意が必要です:

  1. 準備金・透明性リスク
     発行体(Tether)が主張する準備金が実際に十分か/適切に管理されているかの信頼性に疑念を持つ声が根強い。
  2. 信用リスク
     Tether 社自体の運営・規制対応・訴訟リスクが USDT の信頼性に直結する。
  3. 規制リスク
     国・地域によってステーブルコインに対する規制が強化される可能性。特に米国では最近、GENIUS Act によるステーブルコイン規制の枠組みが整備されつつある。 (ウィキペディア)
    また、Tether 自体の国際的な規制対応が将来の運用や可用性に影響を与える可能性。
  4. 流動性リスク / 取り付け騒ぎ(ラン)
     多数のユーザーが一斉に引き出しを求めるような局面において、準備金の流動性が足りずにペグを維持できなくなる可能性。
  5. 技術的リスク・スマートコントラクトリスク
     ERC-20 スマートコントラクトや関連ブリッジ/ラッピングの脆弱性、ハッキングリスク、バグなどにより資産が失われる可能性。
  6. 凍結・ブラックリスト対応
     前述の通り、Tether のスマートコントラクトには特定アドレスの凍結機能があり、規制当局の要請などで資産移動が妨げられる可能性もある。
  7. 市場リスク・ペグ逸脱
     取引所レベルで需給が偏れば一時的に USDT が 1 ドルを大きく上回ったり下回ったりする(ペグ離脱)局面も起こり得る。
  8. 集中保有リスク
     USDT の保有量が一部の大口アドレス・取引所に集中していると、それらの動きが市場に大きく影響を与えやすい。

世界で史上最高値更新

先月の投資成績です。

2025年9月は、世界の金融市場にとって非常に興味深い月となりました。特に米国と日本の株式市場が過去最高値を更新し、全体的に力強い上昇を見せたことは、私たち長期投資家にとっても嬉しいニュースだったのではないでしょうか。雇用統計の軟化による利下げ期待や、AI関連への巨額投資、新型iPhoneの販売好調などが追い風となり、市場全体に活気がみなぎりましたね。

株式市場では、米国が利下げ期待とAI関連投資に沸き、S&P500指数が大きく上昇しました。日本市場もこれに連動し、電子部品や半導体関連株が牽引役となりTOPIXが最高値を更新しています。企業による株主還元強化や外国人投資家の買いが相場を支え、国内投資家の米国株投資も増加傾向です。しかし、香港や上海、欧州市場は、一部好調なセクターもあったものの、利益確定売りや政治的混乱で足踏みとなりました。

今後の株式市場の展望としては、米国では減税とAI関連投資が企業業績を押し上げ、利下げ見込みから高バリュエーションも許容されると予測されます。日本市場はトランプ関税という懸念材料があるものの、政府の経済対策や株主還元強化により上昇が期待されますが、日銀の利上げ動向には引き続き注意が必要です。常に変化する市場の波を冷静に見極めることが大切ですね。

債券市場を見ると、米国では雇用統計の軟化を受けて利下げ期待が高まり、10年国債利回りが低下しました。FRBは実際に0.25%の利下げを実施し、年内に追加利下げを示唆しています。一方、日本では日銀が金融政策を据え置きましたが、ETF等の処分による金融引き締め強化を発表したため、長期金利は上昇基調をたどりました。

欧州では、ECBが政策金利を据え置いたことで景況感改善からドイツの長期金利が上昇傾向を見せました。今後の見通しとしては、米国の長期金利は若干低下後もみ合うと予想され、欧州は景気が底堅いため長期金利は高水準で推移するでしょう。日本は国内景気回復と日銀の追加利上げ観測から、引き続き先高観が続くかもしれません。

為替市場では、円の対米ドルレートが月間でやや円安に推移しました。米国の利下げと日銀の利上げ観測という円高要因があったものの、日本からの対外証券投資の拡大や財政規律への懸念といった円安要因が優勢となったためです。ユーロ・米ドルレートでは、FRBの利下げとECBの据え置きから、ユーロ高・ドル安の展開となりました。

今後の為替の見通しとしては、円の対米ドルレートは、米国の利下げと日銀の利上げ観測、対外証券投資の動向が複雑に絡み合い、もみ合いながらもやや円高方向に傾く展開が予想されます。また、円の対ユーロレートは、ユーロが米ドルに対して上昇し、円に対してもユーロ高になると見込まれるため、それぞれの国の経済状況をしっかり把握しておきたいところです。

リート市場では、グローバルリート(米ドルベース)はアジア地域の一部が好調で、特に日本、シンガポール、韓国、マレーシアが上昇を牽引しました。米国市場も堅調でしたが、豪州や香港では利益確定売りが見られました。日本リート市場はオフィス賃貸市場のファンダメンタルズ改善を背景に指数が上昇し、海外投資家が買い越しに転じたことが確認されています。

今後のグローバルリート市場は、日米の金融政策や長期金利動向に左右される展開が予想されますが、世界的な景気回復見込みにより賃料は堅調に推移するでしょう。特に日本では、オフィスセクターの空室率低下と新規契約賃料の上昇が続き、引き続き堅調な動きが期待されます。物件の質や分配金の安定性が、これまで以上に重視される傾向が強まるかもしれませんね。

さて、私のkackyファンドの状況ですが、9月は国内外の株式が順調に上昇してくれたおかげで、ベンチマークと同程度の利益を出すことができました。暗号資産は月末に少し下落してしまいましたが、結果的にはプラスマイナスゼロ程度で着地できました。ベンチマークの一つである「ひふみプラス」は少々不振だったようですが、市場全体としては好調でした。

全体としては、日米の株式市場が経済のけん引役となり、市場全体に活気が見られた月でした。もちろん、相場は常に変動しますし、様々な要因が絡み合って複雑な動きを見せるものです。しかし、私たち長期投資家は、そのような変動にも一喜一憂せず、長期的な視点を持って市場と向き合うことが重要だと考えています。私も引き続き、市場の動きを注視しつつ、ブレずに長期投資を続けていきたいと思います。

それでは、今月も長期投資で行きましょう!

さらなる長期的上昇へ

先月の投資成績です。

先月のマーケットは、まさに上下の激しい展開でしたね。そんな中でも、kackyファンドは2ヶ月連続で過去最高益を更新することができました。国内外の株式市場が非常に順調に推移してくれたおかげです。暗号資産は一時的に10%近く上昇する場面もありましたが、最終的にはほぼプラマイゼロでの着地となりました。

8月の株式市場は、米国と日本が特に力強い動きを見せました。米国ではAI関連銘柄の利益確定売りがあったものの、これまで出遅れていた銘柄が反騰し、NYダウやS&P500が最高値を更新しました。減税やドル安、FRBの利下げ期待が企業業績を後押しし、市場全体を押し上げる形となりました。

日本市場も同様に堅調で、TOPIXが最高値を更新する活況でした。鉄鋼や不動産、銀行といった株主還元に積極的なセクターが市場を牽引しています。政府の経済対策や企業による株主還元への期待が株価上昇を支える一方で、日銀が今後利上げを行った際の市場の反応には注意が必要です。

債券市場では、米国10年国債利回りが月を通じて低下しました。これは、米国の雇用統計が軟化したことを受けて、FRBが利下げを行うのではないかという期待が高まったためです。FRBの利下げは予防的な側面が強いと見られており、今後も利回りは若干低下した後、もみ合いの展開が予想されます。 一方、日本の10年国債利回りは上昇基調をたどり、17年ぶりの水準となりました。日銀の経済・物価見通しや政策金利引き上げへの期待、そして日銀が保有する国債の圧縮観測が要因です。国内景気の回復や追加利上げの可能性も指摘されており、今後も長期金利は上昇していく「先高観」が続くでしょう。

為替市場では、米国の利下げ期待から円が対米ドルで一時的に円高に転じました。今後は、FRBの利下げと日銀の段階的な利上げ観測がドル安要因となる一方で、日本の財政規律への懸念などが円安要因となり、ドル円はもみ合いの展開が予想されます。ユーロは対ドルで高止まりする見込みです。

グローバルリート市場も好調でした。S&Pグローバルリート指数は米ドルベースで3.95%の上昇となり、特に日本リートがオフィス賃貸市場の改善を背景に指数を押し上げました。海外投資家は売り越したものの、国内の投資信託や銀行が買い越しに転じたのは明るい兆候です。 今後のグローバルリート市場は、米国の外交政策や長期金利の動向によって不安定になる可能性も秘めています。長期金利の上昇で分配金利回りとのスプレッドが縮小しているため、物件の質や安定した分配、そして将来的な成長性がより重要になってくるでしょう。日本リートには引き続き堅調な動きが期待されます。

8月は全体的に株高が続き、kackyファンドも恩恵を受けました。しかし、市場には常に不確実性が潜んでいます。私のような長期投資家は、短期的な市場の動きに惑わされず、経済の大きな流れと企業の本質的な価値を見極めることが肝心です。これからも焦らず、着実に資産を育てていきましょう。

それでは、今月も長期投資で行きましょう!

ごぼう抜きで史上最高益更新

7月の相場は、多くの市場で活気ある動きが見られましたね。特にkackyファンドは、暗号資産の力強い上昇に支えられ、ついに史上最高益を更新することができました。これも長期投資を続けてきた結果だと感じています。

7月の株式市場は、全体的に堅調な推移でした。米国ではAI関連の半導体やIT大手の決算が好調で、NYダウは過去最高値を更新しました。S&P500もITセクターの強さに後押しされ、さらに上昇しています。欧州でも銀行や自動車、防衛関連銘柄が値を上げました。

日本株もその流れに乗り、米国テクノロジー株に連動するデータセンターや電子部品株が好調でした。世界的な軍備拡張の動きから防衛関連株も買われ、自動車株の反発もTOPIXの上昇に貢献しています。日経平均は一部ハイテク株の反落がありましたが、市場全体は堅調でした。

今後の株式市場ですが、米国株はAIの活用拡大に伴う企業の業績上方修正が期待され、株価は緩やかに上昇を続けると見ています。日本株はトランプ関税や政治の不透明感が懸念材料ではありますが、政府の経済対策や企業の対応次第では、さらなる上昇も期待できるでしょう。

債券市場では、日米欧ともに長期金利が上昇する展開となりました。米国では減税法案による財政赤字拡大懸念が金利を押し上げました。日本では、財政支出拡大への懸念や日銀の国債保有圧縮の動きが金利上昇の背景にあります。

欧州でもドイツを中心に長期金利が上昇しました。米国との貿易合意で安全資産への需要が後退し、防衛費拡大による財政悪化懸念が金利を高止まりさせた形です。今後も米国、欧州、日本ともに、財政状況や金融政策の影響で長期金利は高止まりしやすいと予想されます。

為替市場では、7月に円が対米ドルで軟調な動きを見せました。トランプ関税や国内の拡張財政への懸念から円安に傾き、その後も米国の早期利下げ観測が後退したことで、再び円安基調となりました。ユーロは対米ドルでユーロ安・ドル高の傾向となりました。

今後の為替は、円の対米ドルレートがFRBの利下げ観測と日銀の利上げ継続方針の間で、もみ合いが続くと見ています。ユーロは長期金利の高止まりが影響し、対ドル、対円ともに高値圏でのもみ合いが続くと予想されます。変動要因には引き続き注目が必要です。

グローバルリート市場は、7月も全体的に堅調に推移しました。香港やシンガポール、ニュージーランド市場が好調で、米国のホテルや医療関連リートも市場を支えています。日本もオフィス賃貸市場の改善が追い風となり、堅調に上昇しました。

一方、長期金利が高止まりし、ECBが利下げを見送った欧州のリート市場は軟調で、特に英国は低調でした。しかし、円安の進行により、円ベースで見るとグローバルリートは大きなプラスリターンを記録しています。日本はオフィス市場の改善が続き、今後も堅調な動きが期待されます。

kackyファンドは、特に暗号資産、なかでもEthereumの大幅な高騰によって、最高のパフォーマンスを達成しました。これまで厳しい局面もありましたが、長期的な視点を持ち続けることで、素晴らしい結果に繋がったと改めて感じています。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

嵐の後の晴れ間

先月の投資成績です。

5月のkackyファンドは、4月の損失をなんとか取り戻し、ホッと一息ついたところです。特に好調だったのは暗号資産と国内株式で、おかげさまで2月末くらいの水準まで回復しました。国内株は今年に入ってプラスに転じています。ベンチマークファンドの中では国内比率が高いひふみプラス、日経平均株価といったところが相対的に好調に推移しています。さて、世の中の相場はどうだったのでしょうか。一緒に振り返ってみましょう。

5月の海外株式市場は、米中間の関税引き下げが発表されたことを好感し、全体的に回復ムードでしたね。アメリカや中国だけでなく、ECBの利下げ期待からドイツ株が史上最高値を更新したり、香港市場も大きく値を上げました。一方、日本の株式市場も回復は見られたものの、企業の新年度業績予想が少し慎重だったことや、アメリカの政策運営に対する不透明感もあって、上値は重い展開でした。輸出関連企業にとっては、関税問題の行方が気になるところです。

今後の株式市場ですが、アメリカ市場は短期的な調整を挟みつつも、年後半には減税効果や金融緩和への期待から上昇に転じる可能性があると言われています。日本市場は、上半期は一進一退かもしれませんが、下半期には海外経済の回復とともに企業業績の改善が期待されます。ただし、日銀が利上げに動けば円高が進み、株価の重しになる可能性には注意が必要ですね。私のファンドでも海外株は上昇しましたが、円高の影響でその恩恵は少し控えめでした。

債券市場では、5月は米国の長期金利が上昇しました。米中貿易協議の進展で、比較的安全とされる債券の魅力が少し薄れたことや、アメリカの財政赤字拡大への懸念が主な理由です。欧州や日本の長期金利も、同様の理由から上昇基調となりました。金利が上がると、一般的に既に発行されている債券の価格は下がる傾向にあるので、債券投資家にとっては少し注意が必要な局面です。

今後の債券市場ですが、アメリカでは財政赤字などの懸念から長期金利は高止まりしやすいと見られています。欧州ではECBによる利下げが見込まれるものの、金利が大きく下がる余地は限定的かもしれません。日本の長期金利は、日銀の姿勢から見ても、緩やかに上昇していく可能性が考えられます。債券投資は、引き続き金利動向に注意を払う必要がありそうですね。

為替市場では、5月の円相場は対米ドルで月間ではわずかに円安となりました。月前半は米中合意でリスクオフムードが和らぎ円が売られましたが、後半はアメリカの長期金利が上がったにもかかわらず、米国の財政赤字懸念からドルが売られ円高になるという、少し複雑な動きも見られました。ユーロは対米ドルで強く、ドルからユーロへの資金シフトも感じられます。対円でもユーロ高が進みました。

今後の為替ですが、円の対米ドルレートは、アメリカの利下げ観測と日本の利上げ観測の後退から、しばらくもみ合いが予想されます。一方、円の対ユーロレートは、ユーロ圏の金利が高止まりしそうで、安全資産としてのユーロ需要もあり、ユーロ高が進むかもしれません。為替の動きは本当に多くの要因が絡み合うので、引き続き注視が必要です。

5月のグローバルリート市場は、長期金利が上昇する中でも、多くの地域で現地通貨ベースでは上昇しました。特に欧州や香港のリート市場は、金融緩和期待などを背景に堅調でした。一方で、日本市場の上昇は限定的でした。kackyファンドでは国内REITの比率は小さいですが、コツコツと積み上げています。

今後のリート市場は、アメリカの関税政策や長期金利の動向に左右される不安定な展開が予想されます。ただ、日本のリートは投資口価格の割安感や良好なファンダメンタルズから、底堅い動きが期待できるかもしれません。分散投資の一環として、引き続き注目していきたいアセットです。

さて、kackyファンドでは暗号資産が好調だったとお伝えしましたが、この分野は本当にボラティリティが高いですね。過去には暗号資産の暴落で大きな損失を出したこともありましたが、『暗号資産ガチ勢』としては、市場の清算プロセスも含めて冷静に見ています。今回は良い方向に振れましたが、一喜一憂せず、引き続き長期的な視点で付き合っていきたいと考えています。

それでは、今月も長期投資で行きましょう!

波乱の4月の奇跡

皆さん、こんにちは。先月4月は、まるでジェットコースターのような相場展開でしたね。米国発のトランプ関税問題に端を発した混乱は記憶に新しく、絶望した投資家の方も多かったのではないでしょうか。今回は、そんな激動の4月相場を各アセットごとに振り返り、今後の見通しについて私なりの考えをまとめます。

まず株式市場です。4月は米国の関税発表と中国の報復措置で世界的に急落して始まりました。特に米国市場は調整局面入りしましたが、月半ばに関税の一部停止が発表されると回復に転じました。結果的に、利下げ期待のある新興国や関税猶予の恩恵を受けた日本、ドイツ市場はプラスで終えましたが、米国市場は下落しました。今後は関税問題、FRBの政策金利、インフレや米国経済の行方が焦点となりそうです。

次に債券市場です。4月はリスク回避ムードから、安全資産とされる債券が買われる場面が多く見られました。米国の長期金利は、雇用統計の強さを受けて一時上昇しましたが、政治的な混乱もあり結局は小幅な低下で着地しました。欧州や日本でも景気減速懸念などから金利は低下基調でした。当面は世界的な景気の先行き不透明感から、債券価格は底堅く推移するかもしれませんが、各国の金融政策の動向には注意が必要です。

為替市場では、円が主役となりました。リスク回避姿勢が強まる中で、安全通貨とされる円が買われ、対米ドルで一時130円台まで急騰しました。まさにパニック的な動きでしたが、月末にかけてはやや落ち着きを取り戻しました。ユーロはドル安やECBの動きを受けて対ドル、対円でしっかりでした。為替は政治的な発言やリスクセンチメントに振らされやすく、引き続き急な変動には注意が必要な状況でしょう。

リート市場(不動産投資信託)は、グローバルで見ると軟調でした。米国の関税問題による景気不透明感が、特に米国やシンガポールのリートの重しとなりました。円高が進んだこともあり、円ベースでのリターンは大きくマイナスとなっています。一方、日本のリート市場は、円高によるインバウンド需要への懸念からホテル系が売られましたが、国内金利低下を受けて住宅系が買われるなど、まだら模様でした。

さて、私のkackyファンドですが、4月は関税ショックで一時はどうなることかと思いました。株式市場が大きく揺れる中、一時は評価額が20%近く下落する場面もありましたが、なんとか持ち直し、奇跡的に前月比プラスで終えることができました。これはポートフォリオに組み入れている暗号資産が、株式市場の混乱に対して相対的に底堅く推移したことが大きな要因です。やはり分散投資は大切です。

それでは今月も長期投資で行きましょう!

波乱の2月試練の時

先月の投資成績です。

2月は、世界的に不安定な相場展開となりました。kackyファンドも、ビットコインの急落などを受けて、年初来マイナスに転落してしまいました。厳しい状況ではありますが、こんな時こそ冷静に市場を分析し、長期的な視点を持つことが重要です。

日本株式市場は、先行きの不透明感から下落しました。日米の金融政策や為替の動向、トランプ政権の政策などが懸念材料となりました。しかし、企業業績は堅調であり、株主還元強化などの動きにも期待が持てます。

米国株式市場も下落しました。経済指標の悪化や金融機関の業績見通しが期待外れだったことが要因です。一方、欧州や中国、香港の株式市場は上昇しました。

債券市場では、日本の長期金利が上昇しました。日銀の追加利上げ観測や国債需要の低迷が背景にあります。一方、米国の長期金利は低下しました。

為替市場では、円高が進行しました。日銀の政策金利引き上げ観測が背景にあります。対米ドルだけでなく、対ユーロ、対豪ドルでも円高となりました。

グローバルリートは、米ドルベースでは上昇しましたが、円ベースでは円高の影響で下落しました。

kackyファンドは、ビットコインの急落が響き、厳しい状況となりました。しかし、株式市場全体も下落基調であり、暗号資産だけの問題ではありません。

今後の見通しですが、トランプ政権の関税政策等により各アセットクラスとも、不透明感が強い状況が続くでしょう。しかし、長期的な視点で見れば、現在の状況は投資のチャンスとも言えます。

例えば、日本株は割安感が出てきていますし、米国債券は金利低下によって魅力が増しています。また、グローバルリートも、長期的な視点で見れば、安定した収益が期待できます。

投資初心者の皆さんは、このような時期にこそ、焦らずに情報収集を行い、ご自身の投資判断をしっかりと行うことが大切です。過去の相場を振り返り、長期的な視点を持つことを忘れないでください。

それでは今月も長期投資で行きましょう!